朝起きたときや立ち上がったときなどに、脳や全身の臓器への血流が悪くなることで、立ちくらみやめまい、気分の悪さ、失神などを起こす病気。思春期前後の子どもに多く見られ、春から夏にかけて悪化しやすい。朝なかなか起きられず午前中は調子が悪く、夕方から元気になって夜ふかし、となりやすく、「なまけ癖」「仮病」などと誤解されやすいが、主に自律神経系の障害によって生じる「体の病気」である。遅刻が多いことなどがきっかけで、不登校や引きこもりになるケースも多い。改善にはまず本人と親双方が病気を正しく理解することが重要。その上で日常生活上の注意、運動に関する指導などが行われ、薬物療法や心理療法が有効なこともある。