ヒダントールの効能・用量・副作用など

ヒダントールの基本情報

比較的古くから用いられているてんかんの薬剤をここで取り扱います。フェニトインはその代表で,強直間代発作(大発作)や部分発作に用います。
フェニトインの抗てんかん作用は,けいれん閾値(いきち)を高めるのではなく,発作焦点からのてんかん発作の拡がりを阻止することによると考えられています。閾値とは,ある刺激や作用が生体に引きおこす最小の有効値のことです。
フェニトイン配合剤には,バルビツール酸誘導体バルビツール酸誘導体が含まれています。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 けいれん・てんかんの薬>フェニトイン>フェニトイン
形状 散剤
製造販売会社 藤永=第一三共
保険薬価 散剤10% 1g 11.90円
錠剤25mg 1錠 11.90円
錠剤100mg 1錠 12.70円
同じ分類の薬 先発薬: アクセノン末  アレビアチン  フェニトイン  ヒダントールD配合錠  ヒダントールE配合錠   

ヒダントールの効果・効能

てんかんのけいれん発作:強直間代発作(全般けいれん発作,大発作),焦点発作(ジャクソン型発作を含む)/自律神経発作/精神運動発作

ヒダントールの用法・用量

1日200~300mgを3回に分けて服用。小児は処方医の指示通りに。

ヒダントールの使用上の注意と副作用

基本的注意

*フェニトイン(アレビアチン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分またはヒダントイン系薬剤に対するアレルギー/タダラフィル・リルピビリン塩酸塩服用中
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/血液障害/薬物過敏症/甲状腺機能低下症/糖尿病
(3)定期検査……連用中は,定期的に肝機能や腎機能,血液,視力などの検査を行う必要があります。
(4)服用量の増加……服用量があるレベルを超えると,肝臓にある代謝酵素の働きが急激に飽和され(分解されなくなる),本剤の血中濃度が急激に増加して中毒域に達するので注意が必要です。服用量を増加させるときには,そのことを考えて処方医の指示に従ってゆっくりと増加させます。
(5)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品……本剤を服用しているときは摂取してはいけません。本剤の代謝が促進され,血中濃度が低下するおそれがあります。
(6)急な減量・中止……てんかんの人が本剤を連用中に服用量を急激に減らしたり中止したりすると,てんかん発作の重積状態が現れることがあります。自己判断で減量や中止をしないようにしてください。
(7)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,注意力・集中力・反射運動能力などの低下がおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(8)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)血液障害(再生不良性貧血,溶血性貧血,単球性白血病,汎血球減少,赤芽球癆,血小板減少,無顆粒球症など)。(2)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN)。(3)SLE(全身性エリテマトーデス)様症状(発熱,紅斑,関節痛,肺炎,白血球減少,血小板減少,抗核抗体陽性など)。(4)間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。(5)リンパ節腫張,悪性リンパ腫。(6)劇症肝炎,肝機能障害,黄疸。(7)過敏症症候群(発疹,発熱,リンパ節腫脹,肝機能障害,白血球増加,好酸球増多,異形リンパ球出現など)。(8)小脳萎縮。(9)横紋筋(おうもんきん)融解症(筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中・尿中ミオグロビン上昇など)。(10)急性腎不全,間質性腎炎。(11)悪性症候群(発熱,意識障害,筋強剛,不随意運動,発汗,頻脈など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

ヒダントール - PC

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