リタリンの効能・用量・副作用など

リタリンの基本情報

ここで取り上げるナルコレプシーの適応がある3種の薬はすべて向精神薬に分類され,依存性に注意が必要です。
特に,メチルフェニデート塩酸塩に関してはナルコレプシーの診断,治療に精通し,薬物依存を含むリスクなどについても十分に管理できる医師・医療機関・管理薬剤師のいる薬局のもとでのみ治療が可能です。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 その他の精神神経科の薬>ナルコレプシーに用いる薬>メチルフェニデート塩酸塩
形状 散剤
製造販売会社 ノバルティス
保険薬価 散剤1% 1g 10.40円
錠剤10mg 1錠 10.00円
同じ分類の薬 先発薬: モディオダール    ジェネリック薬: ベタナミン 

リタリンの効果・効能

[メチルフェニデート塩酸塩の適応症]ナルコレプシー
[ペモリンの適応症]軽症うつ病,抑うつ神経症/ナルコレプシー・ナルコレプシーの近縁傾眠疾患に伴う睡眠発作・傾眠傾向・精神的弛緩の改善
[モダフィニルの適応症]ナルコレプシー,および持続陽圧呼吸(CPAP)療法などの気道閉塞に対する治療を実施中の閉塞性睡眠時無呼吸症候群に伴う日中の過度な眠け

リタリンの用法・用量

1日20~60mgを1~2回に分けて服用。

リタリンの使用上の注意と副作用

警告

[メチルフェニデート塩酸塩]本剤の服用は,ナルコレプシーの診断,治療に精通し,薬物依存を含む本剤のリスクなどについても十分に管理できる医師・医療機関・管理薬剤師のいる薬局のもとでのみ行わなければなりません。また,それら薬局においては,調剤前に当該医師・医療機関を確認したうえで調剤する必要があります。
[ペモリン]海外の市販後報告において重い肝障害がおこり,死亡に至った症例も報告されていることから,服用中は定期的に血液検査などを行うことが必要です。

基本的注意

*メチルフェニデート塩酸塩(リタリン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……過度の不安・緊張・興奮性/緑内障/甲状腺機能亢進/不整頻拍,狭心症/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/運動性チック・トーレット症候群またはその前歴・家族歴/重症のうつ病/褐色細胞腫/モノアミン酸化酵素阻害薬モノアミン酸化酵素の働き服用中または中止後14日以内の人
(2)特に慎重に服用すべき場合(原則禁忌,処方医と連絡を絶やさないこと)……6歳未満の幼児
(3)慎重に服用すべき場合……てんかんまたはその前歴/高血圧/脳血管障害/統合失調症,精神病性障害,双極性障害/薬物依存またはアルコール中毒などの前歴/心臓に構造的な異常または他の重篤な問題のある人
(4)指示を厳守……本剤は,処方医の厳格な管理下で服用しなければいけません。自分勝手に服用を中止したり,服用量を変えたりしないでください。
(5)服用法……本剤には覚醒効果があるので,不眠に注意し,夕刻以後の服薬は原則としてしないでください。
(6)薬物依存……連用していると薬物依存が生じることがあります。特に薬物依存・アルコール中毒などの前歴のある人は状態に十分注意してください。
(7)危険作業は中止……本剤を服用すると,めまい,眠け,視覚障害などがおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(8)その他……
・妊婦での安全性:原則として服用しない。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

[メチルフェニデート塩酸塩](1)皮膚の表面がはがれてくる剥脱(はくだつ)性皮膚炎。(2)狭心症。(3)脳血管障害(血管炎,脳梗塞,脳出血,脳卒中)。(4)発熱や高度の筋硬直などを伴う悪性症候群。
[ペモリン](5)重い肝機能障害(肝不全)。(6)長期服用による薬物依存。
[モダフィニル](7)中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),多形紅斑。(8)薬剤性過敏症症候群(発疹,発熱など)。(9)ショック,アナフィラキシー様症状(じん麻疹,かゆみ,血管浮腫,呼吸困難,血圧低下,チアノーゼなど)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

リタリン - PC

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