硝酸イソソルビド徐放錠の効能・用量・副作用など

硝酸イソソルビド徐放錠の基本情報

爆薬の原料であるニトログリセリンはこのグループの代表的な薬剤で,狭心症の特効薬として用いられますが,作用時間が短いため,近年では亜硝酸化合物の硝酸イソソルビドが多く用いられています。
ニコランジルは,硝酸エステルのニコチン酸誘導体です。既存のものとはタイプが違うといわれていますが,注意・副作用は亜硝酸塩に似ています。ニコランジルの処方目的は狭心症のみで,重い肝疾患がある人は慎重に服用すること,またAST・ALTなどの肝機能検査値が上昇することがあるので定期的に肝機能検査を受けることなどに注意します。
なお,硝酸イソソルビドを狭心症の発作に用いる場合には,のみ込まないで舌下で溶かしてください。
本剤の一部は近年,テープに滲み込ませて皮膚から吸収させたり(フランドルテープやニトロダームTTSなど),スプレーで吸入させること(ミオコールスプレー)も試みられています。

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 虚血性心疾患の薬>亜硝酸誘導体>硝酸イソソルビド
形状 錠剤
製造販売会社 沢井
保険薬価 錠剤20mg 1錠 5.80円
同じ分類の薬 先発薬: シグマート  アイトロール    ジェネリック薬: ジアセラL  L-オーネスゲン  シルビノール 

硝酸イソソルビド徐放錠の効果・効能

[ニトログリセリンの適応症]狭心症,心筋梗塞,心臓喘息,アカラシア(食道無弛緩症)の一時的緩解
[ニコランジル,一硝酸イソソルビドの適応症]狭心症
[硝酸イソソルビドの適応症]狭心症,心筋梗塞(徐放剤は急性期を除く),その他の虚血性心疾患

硝酸イソソルビド徐放錠の用法・用量

1回5~10mgを1日3~4回,服用または舌の下で溶かす。狭心発作時は1回5~10mgを舌の下で溶かす。徐放剤の場合は,1回20mgを1日2回。

硝酸イソソルビド徐放錠の使用上の注意と副作用

基本的注意

*ニコランジル(シグマート)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……ホスホジエステラーゼ5阻害作用のある勃起不全治療薬(シルデナフィルクエン酸塩・バルデナフィル塩酸塩水和物・タダラフィルシルデナフィルクエン酸塩ほか)の服用中
(2)慎重に服用すべき場合……重い肝機能障害/緑内障/高齢者
(3)服用開始時……血管拡張作用による拍動性の頭痛がおこることがあります。症状が現れたら,すぐに処方医へ連絡してください。
(4)その他……
・妊婦での安全性:未確立。原則として服用しない。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)肝機能障害,黄疸。(2)血小板減少。(3)口内潰瘍,舌潰瘍,肛門潰瘍,消化管潰瘍。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

硝酸イソソルビド徐放錠 - PC

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