ジラゼプ塩酸塩の効能・用量・副作用など

ジラゼプ塩酸塩の基本情報

本剤に対する評価は,各国でかなり異なりますが,わが国では発売会社が多いことをみても,一般的には評価されているといえます。しかし,良心的な学者の意見は,ジピリダモールに対しては歯切れの悪いものが多いのも事実です。
本剤は,大量に投与すると血小板凝集を抑制する作用があるので,最近では血栓症の発生を予防するのに効果があるのではないかと模索されています。しかし安い薬でもないので,経済効率をしっかり見極めて議論しなければいけないのは,ウロキナーゼ製剤(血栓溶解薬,注射用)と同じです。

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 虚血性心疾患の薬>アデノシン増強薬>ジラゼプ塩酸塩水和物
形状 錠剤
製造販売会社 日医工
保険薬価 錠剤50mg 1錠 5.60円
錠剤100mg 1錠 5.80円
同じ分類の薬 先発薬: コメリアンコーワ  バスタレルF    ジェネリック薬: スミドルミン  タンタリック  トルクシール 

ジラゼプ塩酸塩の効果・効能

[ジラゼプ塩酸塩水和物]狭心症,その他の虚血性心疾患(心筋梗塞を除く)/腎機能障害(軽度~中等度)のIgA腎症における尿蛋白減少
[トリメタジジン塩酸塩]狭心症,心筋梗塞(急性期を除く),その他の虚血性心疾患
[ジピリダモール]狭心症,心筋梗塞(急性期を除く),その他の虚血性心疾患,うっ血性心不全/ワルファリンカリウムワルファリンカリウムとの併用による心臓弁置換術後の血栓・塞栓の抑制/ステロイドに抵抗性を示すネフローゼ症候群における尿蛋白減少
[トラジピル]狭心症

ジラゼプ塩酸塩の用法・用量

1回50mgを1日3回。尿蛋白減少の場合は,1回100mgを1日3回。

ジラゼプ塩酸塩の使用上の注意と副作用

基本的注意

*ジピリダモール(ペルサンチン),トラピジル(ロコルナール)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
[トラピジルのみ]頭蓋内出血発作後,止血が完成していないと考えられる人
(2)慎重に服用すべき場合……[ジピリダモール]低血圧/重い冠動脈疾患(不安定狭心症,亜急性心筋梗塞,左室流出路狭窄,心代償不全など)
[トラピジル]肝機能障害
(3)その他……
・妊婦での安全性:[ジピリダモール]有益と判断されたときのみ服用。[トラピジル]原則として服用しない。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

[ジピリダモール](1)狭心症状の悪化。(2)出血傾向(眼底出血,消化管出血,脳出血など)。(3)血小板減少。(4)過敏症(気管支けいれん,血管浮腫など)。
[トラピジル](5)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群)。(6)肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

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