アポプロンの効能・用量・副作用など

アポプロンの基本情報

インド蛇木という植物から抽出される成分で,古くから薬として使われています。最初は統合失調症の薬として使われましたが,現在では血圧の薬として使用する方が多くなりました。
また,適応外ではありますが,抗ヒスタミン薬や副腎皮質ステロイド薬でも改善しない,じん麻疹の重症例に処方されることがあります。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 血圧降下薬>レセルピン>レセルピン
形状 散剤
製造販売会社 第一三共
保険薬価 散剤0.1% 1g 8.80円
錠剤0.25mg 1錠 9.60円
同じ分類の薬 先発薬: ベハイドRA配合錠   

アポプロンの効果・効能

高血圧症(本態性,腎性など),悪性高血圧
[レセルピンのみの適応症]フェノチアジン系薬剤フェノチアジン系薬剤の使用困難な統合失調症

アポプロンの用法・用量

1日0.2~0.5mg(散剤は200~500mg)を1~3回に分けて服用。安定化した場合は,維持量として1日0.1~0.25mg。統合失調症では医師の指示通りに服用。

アポプロンの使用上の注意と副作用

警告

 重症のうつ状態が現れることがあるので,服用には厳重な注意が必要です。

基本的注意

*レセルピン(アポプロン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……うつ病・うつ状態およびその前歴/消化性潰瘍,潰瘍性大腸炎/本剤の成分またはラウオルフィア・アルカロイドに対するアレルギーの前歴/電気ショック療法受療中/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……消化性潰瘍・潰瘍性大腸炎の前歴/てんかんなどのけいれん性疾患またはその前歴/腎不全/気管支ぜんそく・アレルギー疾患の前歴/高齢者
(3)乳がん……レセルピン類の服用と乳がん発生との因果関係は確立したものではありません。しかし,乳がんの女性を調査したところ,レセルピン類の使用率が対照群に比べて有意に高いとの疫学調査があります。
(4)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,脱力感などがおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(5)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)悲観気分,早朝覚醒,食欲不振,陰萎(いんい)(インポテンツ),抑制(思考,行動)などのうつ状態。
[ベハイドRA配合錠のみ](2)再生不良性貧血。(3)低ナトリウム血症(倦怠感,食欲不振,吐きけ,嘔吐,けいれん,意識障害など)。(4)低カリウム血症(倦怠感,脱力感,不整脈など)。(5)(類似薬で)間質性肺炎,肺水腫。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

アポプロン - PC

PCC  説明(別ウィンドウ表示)

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