メシル酸ペルゴリドの効能・用量・副作用など

メシル酸ペルゴリドの基本情報

ペルゴリドメシル酸塩は,カベルゴリンカベルゴリン,ブロモクリプチンメシル酸塩乳汁分泌異常症治療薬と同じようにバッカクアルカロイド製剤です。
パーキンソン病では,脳内の神経伝達物質のひとつドパミンが不足しています。本剤は,神経細胞のドパミンの受容体を刺激してドパミンの量を増やし,パーキンソン病の改善を図ります。パーキンソン病の治療において,非バッカクアルカロイド製剤で治療効果が不十分,または副作用に耐えられないと考えられる場合にのみ使用されることになっています。原則として,レボドパ製剤ドパミン前駆物質(レボドパ)と併用して処方されます。
なお,カベルゴリンとブロモクリプチンメシル酸塩には,そのほかの適応症もありますが,本剤はパーキンソン病のみとなっています。

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 パーキンソン症候群の薬>ペルゴリドメシル酸塩>ペルゴリドメシル酸塩
形状 錠剤
製造販売会社 マイラン=ファイザー=日本ジェネリック
保険薬価 錠剤250μg 1錠 117.40円
同じ分類の薬 先発薬: ペルマックス    ジェネリック薬: ベセラール  メシル酸ペルゴリド  ペルゴリン  ペルゴリド 

メシル酸ペルゴリドの効果・効能

パーキンソン病

メシル酸ペルゴリドの用法・用量

処方医の指示通りに服用。

メシル酸ペルゴリドの使用上の注意と副作用

基本的注意

*ペルゴリドメシル酸塩(ペルマックス)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……バッカク製剤に対するアレルギーの前歴/心臓弁膜の病変またはその前歴
(2)慎重に服用すべき場合……精神病・不整脈・肝機能障害・腎機能障害またはその前歴/胸膜炎・胸水・胸膜線維症・肺線維症・心膜炎・心膜滲出液・後腹膜線維症またはその前歴(特にバッカク製剤服用中にこれらの疾患・症状が現れたことのある人)/レイノー病/高齢者
(3)服用法……動物試験で眼刺激性および吸入毒性が,また本剤の粉砕時に異臭・頭重感などが認められたとの報告があります。したがって,服用直前に包装より取り出すこと,また粉砕しないで服用するようにしてください。
(4)検査……心臓弁膜症,線維症が現れることがあるので,服用中は身体所見,X線,心エコー,CTなどの検査を適宜受ける必要があります。
(5)急な服用中止……本剤を長期に服用している人が,急に服用を中止すると幻覚を誘発するおそれがあります。自己判断で中止しないでください。
(6)悪性症候群……本剤の服用によって悪性症候群がおこることがあります。無動緘黙(かんもく)〈緘黙=無言症〉,強度の筋強剛, 嚥下(えんげ)困難, 頻脈, 血圧の変動, 発汗などが発現し,引き続いて発熱がみられたら, 服用を中止して体を冷やす, 水分を補給するなどして,ただちに処方医へ連絡してください。
(7)高齢者……本剤は主として肝臓で代謝されますが,高齢者では肝機能が低下していることが多いため,高い血中濃度が持続するおそれがあるので,処方医と十分連絡をとりながら服用してください。
(8)突然死など……(1)本剤の服用中に,原因不明の突然死がおこったとの報告があります。(2)動物実験で,長期大量投与により子宮内膜腫瘍が低率で発生したとの報告があります。(3)外国では,高用量の服用で心臓弁膜症の報告割合が高いことが知られています。
(9)危険作業は中止……本剤を服用すると,前兆のない突発的睡眠,傾眠などがおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(10)その他……
・妊婦での安全性:原則として服用しない。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)悪性症候群(高熱,意識障害,高度の筋硬直,不随意運動,ショック症状など)。(2)間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。(3)胸膜炎,胸水,胸膜線維症,肺線維症,心膜炎,心膜滲出液。(4)心臓弁膜症。(5)幻覚,妄想,せん妄。(6)後腹膜線維症(背部痛,下肢浮腫,腎機能障害など)。(7)前兆のない突発的睡眠。(8)肝機能障害,黄疸。(9)血小板減少。(10)腸閉塞。(11)意識障害,失神。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

メシル酸ペルゴリド - PC

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