セレギリン塩酸塩の効能・用量・副作用など

セレギリン塩酸塩の基本情報

諸外国でも用いられていますが,基本的にはモノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)なので,併用薬剤に注意が必要です。モノアミン酸化酵素の働き

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 パーキンソン症候群の薬>セレギリン塩酸塩>セレギリン塩酸塩
形状 錠剤
製造販売会社 テバ製薬
保険薬価 錠剤2.5mg 1錠 192.70円
同じ分類の薬 先発薬: エフピーOD    ジェネリック薬: セレギリン塩酸塩 

セレギリン塩酸塩の効果・効能

パーキンソン病におけるレボドパドパミン前駆物質(レボドパ)との併用

セレギリン塩酸塩の用法・用量

1日1回2.5mgから始め,2週ごとに1日量を2.5mgずつ増量。標準維持量は1日7.5mg。1日最大10mgまで。レボドパ含有製剤と併用する。

セレギリン塩酸塩の使用上の注意と副作用

警告

(1)本剤は1日あたり10mg以上,服用してはいけません。
(2)本剤と三環系抗うつ薬三環系抗うつ薬(アミトリプチリン塩酸塩など)とを併用してはいけません。切り換える場合は,一方の中止後,14日は間隔をあけてください。

基本的注意

*セレギリン塩酸塩(エフピーOD)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/ペチジン塩酸塩およびトラマドール塩酸塩の服用中/非選択的モノアミン酸化酵素阻害薬(サフラジン塩酸塩)の服用中/統合失調症またはその前歴/覚醒剤・コカインなどの中枢興奮薬の依存またはその前歴/三環系抗うつ薬(アミトリプチリン塩酸塩など)の服用中,あるいは中止後14日以内/選択的セロトニン再取り込み阻害薬(フルボキサミンマレイン酸塩など),セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(ミルナシプラン塩酸塩,デュロキセチン塩酸塩),選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(アトモキセチン塩酸塩),ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬(ミルタザピン)の服用中
(2)慎重に服用すべき場合……重い肝機能障害・腎機能障害/高用量のレボドパの服用中/心・脳循環器系障害/狭心症/高齢者
(3)自殺……国内の臨床試験で,明らかに因果関係が否定できない抑うつからの自殺例が488例中2例に認められています。
(4)悪性症候群……本剤の服用によって悪性症候群がおこることがあります。無動緘黙(かんもく)〈緘黙=無言症〉,強度の筋強剛, 嚥下(えんげ)困難, 頻脈, 血圧の変動, 発汗などが発現し,引き続いて発熱がみられたら, 服用を中止して体を冷やす, 水分を補給するなどして,ただちに処方医へ連絡してください。
(5)危険作業は中止……本剤を服用すると,めまい,注意力・集中力・反射機能などの低下がおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)幻覚,妄想,錯乱,せん妄。(2)狭心症の発現または悪化。(3)悪性症候群(高熱,意識障害,高度の筋硬直,不随意運動,発汗など)(4)低血糖(意識障害,昏睡など)。(5)胃潰瘍。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

セレギリン塩酸塩 - PC

PCC  説明(別ウィンドウ表示)

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