グラクティブの効能・用量・副作用など

グラクティブの基本情報

グラクティブ錠50mg

グラクティブ錠50mg

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本剤は,インクレチンと呼ばれる消化管ホルモンの血糖コントロール作用を利用した血糖降下薬です。食事摂取に伴い消化管で産生されるインクレチンには,グルカゴン様ポリペプチド(GLP)-1とグルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチド(GIP)があります。
GLP-1は,血流によって膵臓のα(アルファ)細胞に運ばれてグルカゴンの分泌を抑制し,肝臓での糖新生を抑制します。GIPおよびGLP-1は,膵臓のβ(ベータ)細胞に運ばれ,インスリンの分泌を増強するホルモンです。グルコース依存性であるので,血糖値が高値のときはインスリンの分泌を増強し,血糖値が正常あるいは低値のときはインスリンの分泌を増強しません。このため,副作用の低血糖が少なくなることが期待できます。
ジペプチジルペプチターゼ(DPP)-4は,これらのインクレチンを分解し,失活させる酵素です。DPP-4阻害薬である本剤は,インクレチンによる血糖コントロール作用の持続・強化が図られています。
なお,リオベル配合錠はDPP-4阻害薬にピオグリタゾン塩酸塩をあわせた配合剤なので,ピオグリタゾン塩酸塩ピオグリタゾン塩酸塩の項も参照してください。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 糖尿病の内服薬>選択的ジペプチジルペプチターゼ(DPP)-4阻害薬>シタグリプチンリン酸塩水和物
形状 錠剤
製造販売会社 小野
保険薬価 錠剤12.5mg 1錠 65.80円
錠剤25mg 1錠 80.50円
錠剤50mg 1錠 149.30円
錠剤100mg 1錠 224.80円
同じ分類の薬 先発薬: ジャヌビア  エクア  ネシーナ  トラゼンタ  リオベル配合錠HD   

グラクティブの効果・効能

[リオベル配合錠を除く製剤の適応症]2型糖尿病。ただし,以下のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。
シタグリプチンリン酸塩水和物…(1)~(6)
ビルダグリプチン…(1)
アログリプチン安息香酸塩…(1)~(5)
リナグリプチン…(1)
テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物…(1),(2),(3)
アナグリプチン…(1)~(5)
サキサグリプチン水和物…(1)
(1)食事療法,運動療法のみ
(2)食事療法,運動療法に加えてスルフォニルウレア系薬剤糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系)を使用
(3)食事療法,運動療法に加えてチアゾリジン系薬剤ピオグリタゾン塩酸塩を使用
(4)食事療法,運動療法に加えてビグアナイド系薬剤糖尿病治療薬(ビグアナイド系)を使用
(5)食事療法,運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害薬食後過血糖改善薬を使用
(6)食事療法,運動療法に加えてインスリン製剤糖尿病治療薬(1)(インスリン製剤)を使用
[リオベル配合錠の適応症]2型糖尿病。ただし,アログリプチン安息香酸塩およびピオグリタゾン塩酸塩ピオグリタゾン塩酸塩の併用による治療が適切と判断される場合に限る。

グラクティブの用法・用量

1日1回50mg。効果が不十分なときは,1日1回100mgまで増量できる。

グラクティブの使用上の注意と副作用

基本的注意

*シタグリプチンリン酸塩水和物(グラクティブ)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/重いケトーシス,糖尿病性昏睡または前昏睡,1型糖尿病/重い感染症,手術前後,重い外傷のある人
(2)慎重に服用すべき場合……他の糖尿病薬(特にインスリン製剤またはスルフォニルウレア剤)を使用中/低血糖をおこす恐れのある人または状態(脳下垂体機能不全,副腎機能不全,栄養不良状態,飢餓状態,不規則な食事摂取,食事摂取量不足または衰弱状態,激しい筋肉運動,過度のアルコール摂取者,高齢者)/中等度・重度の腎機能障害,血液透析・腹膜透析を要する末期腎不全/腹部手術の前歴/腸閉塞の前歴
(3)定期検査……(1)本剤服用中は血糖を定期的に検査し,服用継続の可否,服用量の増量や減量などに注意する必要があります。本剤を3カ月服用しても食後血糖に対する効果が不十分な場合は,より適切な治療薬への変更を考慮し,十分な血糖コントロールが得られた場合は服用を中止します。(2)本剤は主に腎臓で排泄されるため,腎機能障害のある人は本剤の排泄が遅延し血中濃度が上昇するおそれがあるので,腎機能を定期的に検査します。
(4)低血糖対策……本剤の服用,および他の糖尿病薬との併用(特にインスリン製剤糖尿病治療薬(1)またはスルフォニルウレア系薬剤糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系))によって低血糖がおこることがあります。平素からショ糖(砂糖の主成分)やブドウ糖を持ち歩き,脱力感,高度の空腹感,発汗などの症状が現れたら,すぐに服用してください。本剤の服用によって症状が現れたら通常はショ糖を服用し,α-グルコシダーゼ阻害薬食後過血糖改善薬(アカルボース,ボグリボース,ミグリトール)を併用している場合にはブドウ糖を服用します。
(5)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)アナフィラキシー反応。(2)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),剥脱(はくだつ)性皮膚炎。(3)低血糖症。(4)肝機能障害,黄疸。(5)急性腎不全。(6)急性膵炎(持続的な激しい腹痛,嘔吐など)。(7)間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。(8)腸閉塞(高度の便秘,腹部膨満,持続する腹痛,嘔吐など)。(9)横紋筋融解症(筋肉痛,脱力感など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

グラクティブ - PC

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