ウリトスの効能・用量・副作用など

ウリトスの基本情報

昼8回以上または夜3回以上排尿する,急に尿意を感じもれそうになる,トイレに行くまでがまんができずもれてしまう,といった症状があるものを過活動膀胱といいます。加齢に伴ったり,他の病気などで膀胱が過敏になっておこるもので,原因不明なことも少なくありません。命に直接関わりませんが,QOL(生活の質)は著しく低下します。
以前から泌尿器科では抗コリン作用薬が治療に用いられてきましたが,過活動膀胱という概念は比較的新しく,その効能の薬は2006年に初めて承認されました。抗コリン作用薬の一種なので,同じ注意が必要です。鎮けい薬

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 泌尿器科の薬>過活動膀胱治療薬(1)>イミダフェナシン
形状 錠剤
製造販売会社 杏林
保険薬価 錠剤0.1mg 1錠 98.30円
同じ分類の薬 先発薬: デトルシトール  ベシケア  ステーブラ  ウリトスOD  ステーブラOD   

ウリトスの効果・効能

過活動膀胱における尿意切迫感,頻尿および切迫性尿失禁

ウリトスの用法・用量

1回0.1mgを1日2回。効果が不十分なときは1回0.2mg,1日最大0.4mg。

ウリトスの使用上の注意と副作用

基本的注意

*コハク酸ソリフェナシン(ベシケア)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/尿閉がある人/閉塞隅角緑内障/幽門部・十二指腸・腸管閉塞,麻痺性イレウス/胃アトニー,腸アトニー/重症筋無力症/重篤な心疾患/重度の肝機能障害
(2)慎重に服用すべき場合……下部尿路閉塞疾患(前立腺肥大症など)を合併している人/潰瘍性大腸炎/甲状腺機能亢進症/肝機能障害/腎機能障害/認知症,認知機能障害/パーキンソン症状/脳血管障害/高齢者
(3)危険作業に注意……本剤を服用すると,眼調節障害(霧視など),傾眠をおこすことがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(4)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)ショック,アナフィラキシー様症状(じん麻疹,呼吸困難,血圧低下など)。(2)肝機能障害。(3)尿閉。(4)QT延長,心室頻拍,房室ブロック,洞不全症候群,高度徐脈。(5)麻痺性イレウス(腸閉塞)。(6)幻覚,せん妄。(7)(類似薬で) 急性緑内障発作,血管浮腫(顔面浮腫,口唇腫脹,舌腫脹,喉頭浮腫)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

ウリトスに効果効能が似た薬

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