バリキサの効能・用量・副作用など

バリキサの基本情報

アシクロビルヘルペスウイルス感染症治療薬に近い抗ウイルス薬で,サイトメガロウイルス感染症に用いられます。バルガンシクロビル塩酸塩はガンシクロビル(注射薬のみ)のプロドラッグで,体内で代謝されてガンシクロビルとなり,作用を現します。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 抗ウイルス薬>バルガンシクロビル塩酸塩>バルガンシクロビル塩酸塩
形状 錠剤
製造販売会社 田辺三菱
保険薬価 錠剤450mg 1錠 3,027.00円

バリキサの効果・効能

後天性免疫不全症候群(エイズ),臓器移植(造血幹細胞移植も含む)および悪性腫瘍におけるサイトメガロウイルス感染症

バリキサの用法・用量

初期治療:1回900mg(2錠)を1日2回。維持治療:1日1回900mg。

バリキサの使用上の注意と副作用

警告

(1)服用により重い白血球減少,好中球減少,貧血,血小板減少,汎血球減少,再生不良性貧血,骨髄抑制がおこります。
(2)動物実験で,一時的または不可逆的な精子形成機能障害をおこすこと,また婦人の妊孕性(にんようせい)低下が示唆されています。ヒトにおいては精子形成機能障害をおこすおそれがあります。
(3)動物実験で,催奇形性,遺伝毒性,発がん性が報告されています。

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……好中球数500/mm³未満または血小板数25,000/mm³未満などの著しい骨髄抑制/バルガンシクロビル,ガンシクロビル,本剤の成分,およびバルガンシクロビルやガンシクロビルと化学構造が類似する化合物(アシクロビル,バラシクロビルなど)に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性がある人
(2)慎重に服用すべき場合……薬剤などによる白血球減少の前歴/免疫抑制薬の服用中,血小板減少(100,000/mm³未満)/腎機能障害/肝機能障害/精神病・思考異常の前歴,過去に薬剤による精神病反応・神経毒性を呈したことのある人/小児,高齢者
(3)定期検査……服用中は,定期的に血液検査を受ける必要があります。
(4)催奇形性および発がん性……本剤には催奇形性および発がん性のおそれがありますから,錠剤を割ってはいけません。粉砕してもいけません。やむを得ず割った場合や粉砕した場合は,皮膚や粘膜に直接触れないように注意しましょう。もし,触れた場合は石鹸と水で十分に洗浄し,眼に入った場合も水で十分に洗浄してください。
(5)避妊……動物実験で,催奇形性・変異原性が報告されています。妊娠の可能性のある女性は服用中,また男性は服用中および服用後90日間は避妊をしてください。
(6)危険作業は中止……本剤を服用すると,けいれん,鎮静,めまい,運動失調,錯乱などをおこすおそれがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(7)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)骨髄抑制,汎血球減少,再生不良性貧血,白血球減少,好中球減少,貧血,血小板減少。(2)腎不全。(3)膵炎。(4)深在性血栓性静脈炎。(5)けいれん,精神病性障害,幻覚,錯乱,激越,昏睡。(6)敗血症などの骨髄障害や免疫系障害に関連する感染症。(7)血小板減少に伴う重い出血(消化管出血を含む)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

バリキサ - PC

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