ベプシドの効能・用量・副作用など

ベプシドの基本情報

ポドフィロトキシンの誘導体で,イギリス,ドイツ,オランダなどでも発売されています。イギリスの医薬品集『マーティンデール』にも掲載されていますが,ラステットSの50mg1カプセルの日本での薬価は1,558.00円なのに対して,イギリスの『BNF』に示された価格は20カプセル約100ポンド(1カプセル約850円)以下です。
DNAトポイソメラーゼは,DNAの複製,転写,組み換えなどのあらゆるDNAの代謝に関わる重要な酵素です。エトポシドはトポイソメラーゼの働きを阻害することにより,がん細胞の代謝に拮抗します。イリノテカン注・ノギテカン注・エトポシド注・内服などは,トポイソメラーゼ阻害剤という分類をつくることもあります。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 植物・動物由来製剤>エトポシド>エトポシド
形状 カプセル剤
製造販売会社 ブリストル
保険薬価 カプセル剤25mg 1カプセル 821.10円
カプセル剤50mg 1カプセル 1,558.00円
同じ分類の薬 先発薬: ラステットS  ベプシド注  ラステット注    ジェネリック薬: エトポシド点滴静注液  エトポシド点滴静注 

ベプシドの効果・効能

肺小細胞がん/悪性リンパ腫/子宮頸がん/がん化学療法後に増悪した卵巣がん(白金製剤を含む化学療法施行後の人が対象)

ベプシドの使用上の注意と副作用

警告

 本剤は,緊急時に十分に措置できる医療施設で,がん化学療法に十分な経験を持つ医師のもとで,適切と判断される人にのみ使用されるべき薬剤です。また,医師よりその有効性・危険性の十分な説明を受け,患者本人(もしくは家族)が納得・同意できなければ治療に入っていくべきではありません。

基本的注意

*エトポシド(ラステットS)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……重い骨髄機能抑制のある人/本剤の成分に対する重いアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……骨髄機能抑制/肝機能障害/腎機能障害/感染症の合併/水痘/本剤の長期服用中/小児,高齢者
(3)水痘……水痘(水ぼうそう)の人が服用すると,致命的な全身状態が現れることがあるので,状態に十分注意してください。
(4)感染症,出血傾向……服用によって,感染症,出血傾向の発現または悪化がおこりやすくなるので,状態に十分注意してください。
(5)頻回に検査……重い副作用がおこることがあるので,頻回に血液,肝機能,腎機能などの検査を受ける必要があります。
(6)性腺への影響……小児および生殖可能な年齢の人が服用すると,性腺に影響がでることがあります。処方医とよく相談してください。
(7)二次発がん……他の抗がん薬との併用で,急性白血病(前白血病相を伴う場合もある),骨髄異形成症候群(MDS)が発生したとの報告があります。
(8)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)骨髄機能抑制(貧血,出血傾向,白血球減少,血小板減少,汎血球減少など)。(2)間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

ベプシド - PC

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