タモキシフェンの効能・用量・副作用など

タモキシフェンの基本情報

卵胞ホルモン(エストロゲン)の作用を妨害することで,エストロゲン受容体がある乳がんの増殖を抑えます。抗がん薬としては副作用が少なく,長期服用による予防効果も認められています。

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 ホルモン剤・抗ホルモン剤>タモキシフェンクエン酸塩ほか>タモキシフェンクエン酸塩
形状 錠剤
製造販売会社 日医工
保険薬価 錠剤10mg 1錠 42.30円
錠剤20mg 1錠 76.20円
同じ分類の薬 先発薬: ノルバデックス  フェアストン    ジェネリック薬: タスオミン  タモキシフェン  トレミフェン 

タモキシフェンの効果・効能

[タモキシフェンクエン酸塩の適応症]乳がん
[トレミフェンクエン酸塩の適応症]閉経後乳がん

タモキシフェンの使用上の注意と副作用

基本的注意

*タモキシフェンクエン酸塩(ノルバデックス),トレミフェンクエン酸塩(フェアストン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……妊婦または妊娠している可能性のある人
[タモキシフェンクエン酸塩]本剤の成分に対するアレルギーの前歴
[トレミフェンクエン酸塩]QT延長またはその前歴/低カリウム血症/クラスIa(キニジン塩酸塩キニジン硫酸塩水和物,プロカインアミド塩酸塩プロカインアミド塩酸塩など)またはクラスⅢ(アミオダロン塩酸塩アミオダロン塩酸塩,ソタロール塩酸塩ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの)など)の抗不整脈薬の服用中/授乳婦
(2)慎重に服用すべき場合……[タモキシフェンクエン酸塩]白血球減少・血小板減少のある人
[トレミフェンクエン酸塩]骨髄機能抑制/重度の徐脈などの不整脈,心筋虚血などの不整脈をおこしやすい心疾患/高齢者
(3)妊娠・避妊……(1)本剤は,妊娠していないことを確認して処方されます(トレミフェンクエン酸塩は,閉経初期の人に処方されることがあります)。(2)服用中は,ホルモン剤以外の方法で避妊してください。(3)服用中に妊娠が確認された場合・疑われた場合は,ただちに服用を中止します。
(4)定期検査……服用により,子宮体がん,子宮内膜ポリープ,子宮内膜増殖症などがおこることがあります。服用中は定期的に検査を受け,不正出血などの婦人科症状がみられたら,ただちに処方医に連絡してください。
(5)外国での報告……[タモキシフェンクエン酸塩]QT間隔の延長,トルサード・ドゥ・ポアント(心室性頻拍の一種)の発現が報告されています。
(6)その他……
・授乳婦での安全性:[タモキシフェンクエン酸塩]原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:[タモキシフェンクエン酸塩]未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)血栓塞栓症,静脈炎。(2)肝機能障害(劇症肝炎,肝炎,胆汁うっ滞,肝不全など),黄疸。(3)子宮筋腫,子宮内膜ポリープ,子宮内膜増殖症,子宮内膜症。
[タモキシフェンクエン酸塩のみ](4)無顆粒球症,白血球減少,好中球減少,貧血,血小板減少。(5)視力異常,視覚障害(白内障,網膜症,網膜萎縮,視神経症,視神経炎,視神経萎縮など)。(6)(骨転移のある人で服用開始初期に)高カルシウム血症。(7)間質性肺炎。(8)アナフィラキシー様症状(冷感,呼吸困難,血圧低下など),血管浮腫。(9)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),水疱性類天疱瘡(るいてんぽうそう)。(10)膵炎。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

タモキシフェン - PC

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