スチバーガの効能・用量・副作用など

スチバーガの基本情報

本剤は,腫瘍の増殖や血管新生に関与する複数のキナーゼ(酵素)を阻害して抗腫瘍効果を発揮します。がんが進行・再発し,ほかに治療の選択肢がない大腸がんの進行を遅らせることを目的とした薬剤です。プラセボ(偽薬)との比較では約一月半の生存延長が認められました。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 分子標的治療薬>レゴラフェニブ>レゴラフェニブ水和物
形状 錠剤
製造販売会社 バイエル
保険薬価 錠剤40mg 1錠 5,579.30円

スチバーガの効果・効能

治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん/がん化学療法後に増悪した消化管間質腫瘍(イマチニブメシル酸塩イマチニブメシル酸塩およびスニチニブリンゴ酸塩イマチニブ抵抗性がん治療薬による治療後の人が対象)

スチバーガの使用上の注意と副作用

警告

(1)本剤は,緊急時に十分に対応できる医療施設で,がん化学療法に十分な知識・経験をもつ医師のもと,本剤の服用が適切と判断される人にのみ使用されるべき薬剤です。また,治療に先立ち,医師からその有効性・危険性の十分な説明を受け,患者および家族が納得・同意したのち使用を開始しなければなりません。
(2)重い肝機能障害が現れることがあり,肝不全により死亡に至る例も報告されています。本剤の服用開始前および服用中は,定期的に肝機能検査を行うことが必要です。

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……重い肝機能障害/高血圧症/脳転移のある人/血栓塞栓症またはその前歴/高齢者
(3)服用法……本剤を空腹時に,あるいは高脂肪食摂取後には服用しないでください。いずれの場合も本剤の作用が減弱してしまいます。
(4)定期的検査……本剤の服用によって肝機能障害・黄疸,血圧の上昇,タンパク尿,甲状腺機能低下が現れることがあるので,定期的にこれらの検査を行います。
(5)避妊……妊娠可能な女性が服用する場合は適切な避妊を行うようにしてください。ウサギの胚・胎児毒性試験において,着床後胚死亡および胎児奇形(内臓・骨格奇形)の増加が報告されています。
(6)その他……
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)手足症候群。(2)中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),多形紅斑。(3)肝機能障害,黄疸,肝不全。(4)出血(消化管出血,喀血,肺出血,腹腔内出血,腟出血,脳出血,鼻出血,血尿など)。(5)血栓塞栓症(心筋虚血,心筋梗塞など)。(6)高血圧,高血圧クリーゼ。(7)可逆性後白質脳症(けいれん,頭痛,錯乱,視覚障害,皮質盲など)。(8)消化管穿孔(せんこう),消化管瘻(ろう)。(9)血小板減少。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

スチバーガ - PC

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