イクセロンパッチの効能・用量・副作用など

イクセロンパッチの基本情報

リバスチグミンは,アセチルコリンを分解する酵素であるコリンエステラーゼを阻害することで脳内のアセチルコリン量を増加させ,脳内コリン作動性神経を賦活します。当初は内服薬として開発されましたが,消化器系の副作用が認められたことや,高齢の患者では嚥下困難から内服薬の服用が難しい場合もあることから,経皮投与を目的とした貼付(ちょうふ)製剤が開発され,2007年7月にアメリカで最初に承認されました。その後EUなど,世界の80以上の国と地域で承認されています。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 経皮吸収型の製剤>リバスチグミン>リバスチグミン
形状 貼付剤
製造販売会社 ノバルティス
保険薬価 貼付剤4.5mg 1枚 346.80円
貼付剤9mg 1枚 390.50円
貼付剤13.5mg 1枚 418.60円
貼付剤18mg 1枚 439.70円
同じ分類の薬 先発薬: リバスタッチパッチ   

イクセロンパッチの効果・効能

軽度および中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

イクセロンパッチの使用上の注意と副作用

基本的注意

*イクセロンパッチ,リバスタッチパッチの添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分またはカルバメート系誘導体に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……洞不全症候群または伝導障害(洞房ブロック,房室ブロック)などの心疾患/胃・十二指腸潰瘍またはこれらの前歴/非ステロイド性消炎鎮痛薬を服用中の人/尿路閉塞またはこれをおこしやすい人/てんかんなどのけいれん性疾患またはこれらの前歴/気管支ぜんそくまたは閉塞性肺疾患あるいはこれらの前歴/錐体外路(すいたいがいろ)障害(パーキンソン病,パーキンソン症候群など)/重い肝機能障害
(3)使用法……原則として1日に1回,1枚を貼付し,24時間ごとに取り替えます。貼付するときは,医療従事者または介護者などの管理のもとで行います。貼付した部位に高い頻度で皮膚症状(紅斑,かゆみなど)が現れるので,背部,上腕部,胸部のいずれかの健康な皮膚に毎回変更して貼付してください。
(4)危険作業は中止……本剤を使用すると,眠けやめまい,注意力の低下などが現れることがあります。使用中は自動車の運転,機械の操作,高所の作業など危険を伴う作業は行わないようにしてください。
(5)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:使用中は授乳を中止。
・小児:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)狭心症,心筋梗塞,徐脈,心ブロック,洞不全症候群。(2)脳血管発作,けいれん発作。(3)食道破裂を伴う重度の嘔吐,胃潰瘍,十二指腸潰瘍,胃腸出血。(4)肝炎。(5)失神。(6)幻覚,激越,せん妄,錯乱。(7)嘔吐や下痢が続くことによる脱水。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

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