アポカイン皮下注の効能・用量・副作用など

アポカイン皮下注の基本情報

本剤は,国内初の皮下注射製剤として開発された,パーキンソン病のオフ症状を改善する薬剤です。オフ症状とは,治療薬の効果が切れること(オフ)により発生する振戦(ふるえ),固縮(筋肉の硬直),動作緩慢などの症状のことです。
本剤は自分で注射することも可能です。自己注射を行う場合は,パーキンソン病治療に対する十分な経験がある医師から十分な教育訓練を受けることが必要です。また,特殊な電動注入器(インジェクター)を用い,投与量の設定は医療機関で行います。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 パーキンソン病の薬>アポモルヒネ塩酸塩水和物>アポモルヒネ塩酸塩水和物
形状 注射用剤
製造販売会社 協和キリン
保険薬価 注射用剤30mg30mL 1筒 7,766.00円

アポカイン皮下注の効果・効能

パーキンソン病におけるオフ症状の改善(レボドパ含有製剤ドパミン前駆物質(レボドパ)の頻回投与および他の抗パーキンソン病薬の増量などを行っても十分に効果が得られない場合)

アポカイン皮下注の用法・用量

1回量1~6mg。最高投与量1回6mg。少なくとも2時間の間隔をあけて投与し,1日の投与回数の上限は5回。

アポカイン皮下注の使用上の注意と副作用

警告

前兆のない突発的睡眠や傾眠などがみられることがあるので,事前にこれらの副作用について処方医に説明を受け,本剤の投与中は自動車の運転,機械の操作,高所作業など危険を伴う作業に従事してはいけません。

基本的注意

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/重い肝機能不全(チャイルド・プー分類C(Child-Pugh class C)など)
(2)慎重に使用すべき場合……幻覚などの精神症状またはそれらの前歴/重い心血管系疾患またはそれらの前歴/肝機能障害/腎機能障害/不整脈の前歴/先天性QT延長症候群/QT延長をおこすことが知られている薬剤の使用中/低体重の人/高齢者
(3)自己注射のしかた……本剤は皮下注射でのみ使用し,注射部位を上腕,大腿,腹部として,順序よく移動し,同一部位に短期間内に繰り返し注射しないでください。ラット・マウスを用いたがん原性試験において,注射部位の腫瘍(肉腫,線維腫)の増加が報告されています。注射部位に硬結,かゆみ,結節,腫瘤などの皮膚の異常が認められた場合には,直ちに処方医に連絡してください。
(4)使用量について……本剤の使用は小量から始め,消化器症状(吐きけ・嘔吐など),傾眠,血圧低下などに注意しつつ,慎重に増量して維持量を定めます。吐きけ・嘔吐などが認められた場合は,必要に応じて制吐薬(ドンペリドンなど)も使用します。
(5)危険作業は中止……本剤を使用すると,突発的睡眠,傾眠がおこることがあります。使用中は,自動車の運転,機械の操作,高所作業など危険を伴う作業には従事しないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:原則として使用しない。
・授乳婦での安全性:原則として使用しない。やむを得ず使用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)突発的睡眠,傾眠。(2)QT延長,失神。(3)狭心症(血圧の低下および薬効による身体運動増加による)。(4)血圧低下,起立性低血圧。(5)幻視,幻覚,幻聴,妄想。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

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