サンドスタチン皮下注用の効能・用量・副作用など

サンドスタチン皮下注用の基本情報

消化管ホルモン産生腫瘍,先端巨大症・下垂体性巨人症は,いずれも長期の薬物治療を必要とする病気です。最初に開発された本剤の皮下注射用は毎日2~3回投与しなければならないため,患者さんへの負担が大きかったのですが,それを改善したのが筋肉注射用で4週間(28日)に1回ですみます。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 抗ホルモン剤>オクトレオチド酢酸塩>オクトレオチド酢酸塩
形状 注射用剤
製造販売会社 ノバルティス
保険薬価 注射用剤50μg1mL 1管 1,650.00円
注射用剤100μg1mL 1管 2,987.00円
同じ分類の薬 先発薬: サンドスタチンLAR筋注用  サンドスタチンLAR筋注用キット   

サンドスタチン皮下注用の効果・効能

(1)次の疾患の諸症状の改善→消化管ホルモン産生腫瘍(VIP産生腫瘍,カルチノイド症候群の特徴を示すカルチノイド腫瘍,ガストリン産生腫瘍)/(2)次の疾患の成長ホルモン・ソマトメジ-C分泌過剰状態および諸症状の改善→先端巨大症・下垂体性巨人症(外科的処置や他剤による治療で効果が不十分または施行が困難な場合)
[サンドスタチンLAR筋注用のみの適応症]消化管神経内分泌腫瘍
[サンドスタチン皮下注用のみの適応症]進行・再発がんの緩和医療における消化管閉塞に伴う消化器症状の改善

サンドスタチン皮下注用の使用上の注意と副作用

基本的注意

*オクトレオチド酢酸塩(サンドスタチン皮下注用)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)定期検査……長期使用により胆石の形成または胆石症の悪化(急性胆のう炎,膵炎)が報告されているので,定期的に超音波・X線による胆のう・胆管の検査を受けることが必要です。
(3)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:原則として使用しない。やむを得ず使用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)アナフィラキシー(血圧低下・呼吸困難・気管支けいれんなど)。(2)(使用直後に)重い徐脈。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

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