セルフ・メディケーションのポイント

  • 市販薬をじょうずに活用する
  • 自分の健康をチェックして生活習慣病を予防する
  • 自分の健康を維持するために食生活や睡眠に気を配る
  • サプリメントや特定保健用食品をじょうずに利用する

セルフ・メディケーションとはからだが治そうとする力を後押しすること

病気やけがをしたとき、私たちのからだに本来備わっている基礎体力や免疫力など、「自然治癒力」で治そうとします。しかし、病気やけがによっては、自分の力だけでは治癒できない場合もあります。それを助けるために必要なのが薬や治療です。

薬そのものが病気を治すのではありません。薬は私たちのからだが持っている治そうとする力を、手助けするものとして用いられます。薬はからだにとって異物です。間違った使用法をすれば、からだに害を与えることにもなりかねません。しかし一方で、正しい知識を持って適切に薬を使えば、自分の健康を守るのに強力な味方となります。
 一般用医薬品である市販薬をじょうずに使うには、自分の体質や病状に合った薬の選び方や使い方を正しく理解しておくことが大切です。

市販薬と医療薬の違いってなに?

薬には大きく分けて医療用医薬品(医療薬)と、一般用医薬品(市販薬)があります。医療薬は医師の診断のもとに患者さんに処方される薬のことですが、市販薬は薬局・薬店で自分の症状に合わせて買うことのできる薬のことをいいます。
 医療用医薬品は患者さんの体質や病状に応じて、医師が診断し、医師の判断で薬の効果がもっともよく現われるように処方されるので、指示どおりに正しく服用すれば病気も改善してきます。一方、市販薬は、誰でも安心して使えるよう、安全性が高く副作用が少なくなるような配合がなされています。それだけ、薬の強さは市販薬の方が医療薬よりも弱いのですが、最近では医療薬のなかでも効果も安全性も高いものが市販薬として登場しています。スイッチOTC薬と呼ばれるものです。薬剤師に相談してじょうずに選べば、軽い病気やけがなら市販薬で十分に対応できる場合が増えているのです。

薬の買い方・使い方

  • 薬剤師とよく相談して選んでもらう
  • 説明書をよく読んで服用方法を守る
  • 服薬中の胃腸障害・発疹・発熱に注意
  • 薬とアルコールの併用はダメ!
  • 保存のしかたは適切に

ルールを守って市販薬を有効利用

 市販薬は薬剤師に自分の病状や体質などを詳しく話して、適切な薬を選んでもらうようにしましょう。そして、薬についている説明書をよく読んで、服用量や服用回数、服用時間を必ず守ります。
 2~3日服用しても症状が改善されないときは、自己診断でずるずると同じ薬を飲まず、医師の診断を受けます。逆に薬が効いて症状が楽になってきたら、からだを休めるなどし、いつまでも市販薬を服用し続けることのないようにします。その他、生活習慣病等の早期発見のために、尿糖試験紙を使用してのチェックなどもセルフ・メディケーションとして重要です。