タナドーパの処方目的・適応

ドパミン塩酸塩注射液,ドブタミン塩酸塩注射液などの少量静脈内持続点滴療法(5µg/kg/分未満)からの離脱が困難な循環不全で,少量静脈内持続点滴療法から経口剤への早期離脱を必要とする場合

タナドーパの解説

田辺製薬(当時)が開発した,世界初の経口ドパミンプロドラッグです。ドパミンのカテコール基およびアミノ基を保護した化学構造を持つため,消化器および肝臓でのドパミンの初回通過効果が軽減され,効率的に血中のドパミン濃度を上昇させるので,経口投与可能となったとされています。
外国での評価はこれからです。

タナドーパの使用上の注意

一般的注意

(1)服用してはいけない場合……褐色細胞腫
(2)慎重に服用すべき場合……肥大型閉塞性心筋症(特発性肥厚性大動脈弁下狭窄)
(3)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)不整脈(心室頻拍など)。(2)肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。