リスパダールの詳細

リスパダールの効果・効能

統合失調症
[アリピプラゾールのみの適応症]うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)/双極性障害における躁症状の改善

リスパダールの用法・用量

1回1~6mg(液剤1~6mL)を原則として1日2回に分けて服用。1日最大12mg(12mL)。

リスパダールの基本情報

従来から汎用されているフェノチアジン系薬剤やブチロフェノン系抗精神病薬に対して〈非定型抗精神病薬〉と呼ばれています。
統合失調症の症状発現には,神経細胞同士の情報伝達を担うドパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の機能異常が大きく関与しています。本剤は,ドパミンとセロトニンの受容体を遮断して機能の異常を改善することから,SDA(セロトニン-ドパミン遮断薬)と呼ばれます。〈定型抗精神病薬〉でよくおこる錐体外路(すいたいがいろ)症状などは比較的少ないとされています。
新しく開発されたパリペリドンの徐放錠は,製剤の工夫により,1日1回の服用で安定した血中薬物濃度が維持できます。
なお,アリピプラゾールのみは統合失調症に加えて,うつ病・うつ状態,双極性障害における躁症状の改善も適応となっています。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 統合失調症の薬>非定型抗精神病薬>リスペリドン
形状 細粒剤
製造販売会社 ヤンセン
保険薬価 細粒剤1% 1g 276.40円
錠剤1mg 1錠 31.90円
錠剤2mg 1錠 56.60円
錠剤3mg 1錠 79.30円
液剤0.1% 1mL 90.30円
同じ分類の薬 先発薬: セロクエル  ルーラン  リスパダールOD  エビリファイ    ジェネリック薬: リスペリドン 
リスパダール錠2mg

リスパダール錠2mg

リスパダール内用液0.1%

リスパダール内用液0.1%

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リスパダールの使用上の注意と副作用

警告

[クエチアピンフマル酸塩,アリピプラゾール]本剤の服用によって,著しい血糖値の上昇から糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡などの重い副作用がおこり,死に至る場合があります。服用中は血糖値の測定とともに,口渇,多飲,多尿,頻尿など血糖値の上昇が疑われる症状が現れたら,ただちに処方医へ連絡してください。

基本的注意

*クエチアピンフマル酸塩(セロクエル),ペロスピロン塩酸塩水和物(ルーラン),リスペリドン(リスパダール)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……昏睡状態の人/バルビツール酸製剤バルビツール酸誘導体などの中枢神経抑制薬の強い影響下にある人/アドレナリンの使用中/本剤の成分に対するアレルギーの前歴
[クエチアピンフマル酸塩のみ]糖尿病またはその前歴
[リスペリドンのみ]パリペリドン非定型抗精神病薬に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/心・血管疾患,脳血管障害,低血圧,またはこれらの疑いのある人/てんかんなどのけいれん性疾患,またはこれらの前歴/自殺企図の前歴,または自殺念慮のある人/糖尿病の家族歴,高血糖・肥満などの糖尿病の危険因子がある人/高齢者
[ペロスピロン塩酸塩水和物,リスペリドンのみ]腎機能障害/パーキンソン病/薬物過敏症/脱水・栄養不良状態などを伴う身体的疲弊のある人/糖尿病またはその前歴/小児
[リスペリドンのみ]不整脈の前歴,先天性QT延長症候群またQT延長をおこすことが知られている薬剤の服用中/レビー小体型認知症
(3)服用初期……[クエチアピンフマル酸塩,リスペリドン]起立性低血圧がおこることがあります。立ちくらみ,めまいなどの低血圧症状がおこるようなら,処方医へ連絡してください。
(4)陽性症状の悪化……[ペロスピロン塩酸塩水和物,リスペリドン]興奮,非協調性,緊張,誇大性,敵意などの陽性症状を悪化させることがあります。悪化に気づいたら,すぐに処方医へ連絡してください。
(5)かくされる嘔吐……[ペロスピロン塩酸塩水和物,リスペリドン]本剤には吐きけを抑える作用があるので,薬物中毒,腸閉塞,脳腫瘍などの嘔吐症状をかくすことがあります。
(6)服用法……[ペロスピロン塩酸塩水和物]本剤の吸収は食事の影響を受けやすいので,食後に服用してください。
(7)体重の増加……[クエチアピンフマル酸塩]服用によって体重が増加することがあります。肥満に注意し,その徴候が現れたときは,すぐに処方医へ連絡してください。
(8)心筋梗塞など……[クエチアピンフマル酸塩](1)国内の臨床試験で,本剤と因果関係が不明の心筋梗塞,出血性胃潰瘍が報告されています。(2)申請時に用いた外国長期服用試験で,急性腎不全が報告されています。
(9)突然死……服用中,原因不明の突然死が報告されています。
(10)血栓塞栓症……肺塞栓症,深部静脈血栓症などの血栓塞栓症がおこることがあります。不動状態,長期臥床,肥満,脱水状態などの危険因子を有する人は十分に注意して服用し,息切れ,胸痛,四肢の疼痛,むくみなどがみられたらすぐに処方医に連絡してください。
(11)悪性症候群……本剤の服用によって悪性症候群がおこることがあります。無動緘黙(かんもく)〈緘黙=無言症〉,強度の筋強剛, 嚥下(えんげ)困難, 頻脈, 血圧の変動, 発汗などが発現し,引き続いて発熱がみられたら, 服用を中止して体を冷やす, 水分を補給するなどして,ただちに処方医へ連絡してください。高熱が続き, 意識障害, 呼吸困難, 循環虚脱, 脱水症状, 急性腎不全へと移行して死亡した例が報告されています。
(12)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,注意力・集中力・反射運動能力などの低下がおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(13)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)悪性症候群。(2)長期服用による口周部などの不随意運動(遅発性ジスキネジア)。(3)肺塞栓症, 深部静脈血栓症などの血栓塞栓症。(4)腸管麻痺(食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘など)から移行する麻痺性イレウス(腸閉塞)。(5)筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中・尿中ミオグロビン上昇などで始まる横紋筋(おうもんきん)融解症。(6)高血糖(口渇,多飲,多尿,頻尿など),糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡。(7)無顆粒球症,白血球減少。
[クエチアピンフマル酸塩,リスペリドン](8)肝機能障害,黄疸。(9)低血糖(脱力感,倦怠感,冷汗,振戦,傾眠,意識障害など)。
[クエチアピンフマル酸塩,ペロスピロン塩酸塩水和物](10)けいれん。
[リスペリドン,ペロスピロン塩酸塩水和物](11)低ナトリウム血症,けいれん,意識障害などを伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)。
[リスペリドン](12)心房細動,心室性期外収縮などの不整脈。(13)脳血管障害。(14)持続勃起症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

リスパダール - PC

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