セレスターナ配合錠の詳細

セレスターナ配合錠の効果・効能

副腎皮質ステロイド薬は炎症を抑えるのに使われます。その適応症は,簡単なかゆみからがんに至るまで無数にあるといえます。副腎皮質の働きが悪いためおこるアジソン病などに使用されるだけでなく,関節リウマチ,膠原(こうげん)病,ぜんそく,ネフローゼ,乾癬,薬疹,血液障害などに多く使用されます。
フルドロコルチゾン酢酸エステルの処方目的は,塩喪失型先天性副腎皮質過形成症,塩喪失型慢性副腎皮質機能不全(アジソン病)の治療となっています。

セレスターナ配合錠の用法・用量

1回1~2錠を1日1~4回。シロップは1回5~10mLを1日1~4回。

セレスターナ配合錠の基本情報

副腎皮質から分泌されるコルチゾンというホルモンの多彩な働きが注目され,各種の副腎皮質ステロイドが合成され,臨床的に使用されています。
現在,日本で発売されている副腎皮質ステロイド薬は,コルチゾン酢酸エステル,ヒドロコルチゾン,デキサメタゾン,トリアムシノロン,ベタメタゾン,プレドニゾロンなどです。薬のなかでも,使い方が最もむずかしいものの一つで,細菌による感染症を誘発したり,胃・十二指腸潰瘍,糖尿病,副腎機能の低下,精神障害などをおこすことがあるので,次のことに注意します。
(1)他に適当な治療法があるときは,なるべく使わないようにします。
(2)本剤を服用しているときは,副作用の出現に十分に注意し,ストレスにさらされないようにし,服用中に事故にあった場合は,すぐに処方医に連絡します。
(3)急に服用をやめると,熱が出たり,頭痛,食欲不振,脱力感,筋肉痛,関節痛,ショック症状がおこることがあるので,自分勝手に服用を中止してはいけません。

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 ステロイド内服薬>副腎皮質ステロイド薬>副腎皮質ステロイドを含む配合剤<ベタメタゾン+抗ヒスタミン薬>
形状 錠剤
製造販売会社 小林化工=ファイザー
保険薬価 錠剤   1錠 5.60円
同じ分類の薬 先発薬: コートン  コートリル  デカドロン  デカドロンエリキシル    ジェネリック薬: デキサメサゾンエリキシル 
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セレスターナ配合錠の使用上の注意と副作用

警告

 本剤は,がんの治療にも使用されます。本剤を含むがん化学療法は緊急時に十分対応できる医療施設で,がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本療法が適切と判断される人にのみ実施されなければなりません。また,治療開始に先立ち,医師からその有効性・危険性について十分な説明を受け,患者本人(またはその家族)が納得・同意できなければ治療を行うべきではありません。

基本的注意

*プレドニゾロン(プレドニン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)特に慎重に服用すべき場合(原則禁忌,処方医と連絡を絶やさないこと)……有効な抗菌薬の存在しない感染症,全身の真菌症/消化性潰瘍/精神疾患/結核性疾患/単純疱疹性角膜炎,後のう白内障,緑内障/高血圧症/電解質異常/血栓症/最近行った内臓の手術創がある人/急性心筋梗塞の前歴
(3)慎重に服用すべき場合……感染症/糖尿病/骨粗鬆症(こつそしょうしょう)/腎不全/甲状腺機能低下/肝硬変,脂肪肝/脂肪塞栓症/重症筋無力症/高齢者
(4)食事……服用中は,カリウム,ビタミン,タンパク質に富んだもので,脂肪,糖質,塩分の少ないものをとるようにします。
(5)水痘・麻疹……本剤を服用中に水痘(水ぼうそう),麻疹(はしか)に感染すると,致命的な経過をたどることがあるので,十分な注意が必要です。
(6)急な服用中止……連用後,服用を急に中止すると,ときに発熱,頭痛,食欲不振,脱力感,筋肉痛,関節痛,ショックなどの離脱症状が現れることがあるので,自己判断で中止してはいけません。離脱症状が現れた場合は,ただちに処方医へ連絡してください。
(7)生ワクチン……服用中,あるいは服用中止後6カ月以内の場合は,どんな生ワクチンでも接種してはいけません。服用中の接種で神経障害,抗体反応の欠如がおこったという報告があります。
(8)服用中の妊娠……妊娠に気づいたら,すぐに処方医に連絡を。動物実験で催奇形(さいきけい)性が報告されています。
(9)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)誘発感染症や感染症の増悪。(2)糖尿病,続発性副腎皮質機能不全。(3)消化管潰瘍,消化管穿孔(せんこう),消化管出血。(4)膵炎。(5)精神変調,うつ状態,けいれん。(6)骨粗鬆症,大腿骨や上腕骨などの骨頭無菌性壊死,ミオパチー。(7)眼圧上昇,緑内障,後のう白内障,中心性漿液性網脈絡膜症・多発性後極部網膜色素上皮症。(8)血栓症。(9)心筋梗塞,脳梗塞,動脈瘤。(10)硬膜外脂肪腫。(11)腱断裂(アキレス腱など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。