フラストレーション耐性

欲求が何らかの理由で阻止され、満たされない状態に陥ることを、フラストレーション(欲求不満)状態といいます。そういった状態におかれると、心理的な緊張感が高まり、この緊張を解消するために、人は様々なフラストレーション反応を示します。主なものは以下の通りです。

①攻撃的反応
他者に対する攻撃や、破壊的な衝動が見られるようになります。

②退行反応
いわゆる「赤ちゃんがえり」をし、幼稚な行動をとったり、甘えるといった幼児的な行動が見られます。

③逃避反応
フラストレーションによる緊張状態から逃れるために、白昼夢や空想の世界に逃げ込み、現実逃避しようとします。

④抑圧反応
フラストレーションそのものを意識へ上らないように抑え込みます。

⑤固着反応
役に立たない行動を無意識に反復します。

具体的な行動例としては、体制が悪いと言ってすぐに周囲を攻撃する(①攻撃的反応)、自分の意見が通らないと、駄々をこねたりすねたりする(②退行反応)、フラストレーションを感じる場面を避ける(③逃避反応)、フラストレーションを抑え込み、過剰に適応している(④抑圧反応)、爪噛みや貧乏揺すりをする(⑤固着反応)などがあげられます。

一方で、フラストレーションを感じつつも、その状況に耐え、現実的な対処ができる人もいます。こういった能力をフラストレーション(欲求不満)耐性と言います。この能力は生まれつき備わっているものではなく、幼児期からの生活の中で、周囲からの愛情などにより肯定的な自己イメージをもち、適度・適量な欲求の充足と忍耐を両方体験すること、周囲にフラストレーション状況に対する適切なモデルがいることによって形成されると言われています。

フラストレーション状態におかれた時、皆さんはどんな反応をされていますか?ご自身の反応パターンを知り、セルフマネジメントに活かされてはいかがでしょうか。

健康用語(メンタルヘルス編)

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