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最近、毎日お風呂には入るけれど、体は洗わないという楽ちん入浴法がジワジワと広がっているのだとか。タレントのタモリさんが長年実践していることから知られるようになったこの入浴法、歌手の福山雅治さんや俳優の妻夫木聡さん、最近では人気モデルまで実践しているといわれています。

「体を洗わないなんてフケツじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、これで十分きれいになるそうで、「美肌に効果的」との声もあるのです。

あえて洗わない!

方法はきわめてシンプル。入浴しても石けんやボディソープでは洗わないというだけ。髪を洗うときもシャンプーなどを使わないでお湯で流すだけという「湯シャン」を実践する人もいます。ただし、湯船には10分以上浸かること。これだけでたいていの汚れは落ちるのだといいます。

皮膚の表面は常在菌によって弱酸性に保たれてるのですが、ボディソープなどで洗ってしまうと、常在菌を落としてしまうとともに、肌に必要な油分までが奪われてしまうことがあります。また、ゴシゴシと体を洗う摩擦で肌の表面が傷つき、肌荒れの原因になることもあるのだとか。

そこで、お風呂に入っても洗わない入浴法が、美肌をキープする方法として注目されるようになりました。湯船に浸かることで血液やリンパの流れがよくなり、新陳代謝が促され、老廃物が排出されやすくなることも期待できます。

湯船に浸かるだけで汚れは落ちる?

でも、気になるのは、身体の汚れはお湯に浸かるだけで本当に落ちるのか、ということ。

人間の肌に付着している汚れのほとんどは、汗や皮脂、肌のターンオーバーによって剥がれおちた角質(=垢)です。こういった汚れは水溶性のものがほとんどなので、お湯に浸かることで大部分は落ちます。それだけでは落ちない非水溶性の汚れも、3~4日もすれば古い角質として剥がれ落ちるので、お湯で流していれば汚れはほぼ蓄積しないとされています。

汗ばむこれからの季節には

お湯で流すだけで充分とはいえ、汗ばむ夏場は、身体の臭いや肌のベタつきが気になることもあります。そんなときは、ボディソープではなく、石けんをたっぷりと泡立て、その泡で皮膚を包むようにやさしく洗います。

皮膚疾患などがあり、専門医から入浴時にしっかり洗うことを指示されている場合にも「洗わない入浴」はオススメしません。医師の指示に従って、洗浄や保湿を行ってください。

人によっては、洗わないことで肌荒れが改善することもあるようですが、誰にでも効果がある完ぺきな美容法などありません。まずは数日間、自分に合うかどうか、試してみては? 毎日洗わないのには抵抗があるというなら、週のうち何日か実践するだけでもOKですし、気軽に試せるのも「洗わない入浴法」のいいところですね。

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