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 お医者様のお言葉にハイハイと素直にうなずき、お薬をもらって帰る。そんな“聞きわけのいい患者”でいると、病気がいつまでも治らないかもしれません。
「患者さんの不満でよく聞くのは“医者が一度も自分の顔を見てくれなかった”という話。コミュニケーションに問題のある医者は多い。だからヤブ医者というわけではありませんが、治療に安心感は大事。相性の悪い医者にはムリしてかからない方がいいですね」と、医者のあり方に問題を提起している、新潟大学名誉教授の岡田正彦先生。

患者にエラソーな医者は腕も古い!?

かつてドイツ医学が主流だった時代の医者は“医者は権威が大切。患者の質問に答える必要はないし、細かい説明をするとかえって気にして悪くなる”という考えが主流だったとか。でもそんな医者はもはや時代遅れといえそうです。

「アメリカの医学が入ると共に、アメリカ流の患者との接し方も輸入されました。あちらは訴訟社会だから、患者さんには丁寧に話さなければいけないからです。また、同時に施設も変わっています。日本では40〜50年前に病院が続々と作られたのですが、いまその建物も、経営者も変わる時期にきて、最新の設備を競うように。新しければいいというものではないですが、古い設備そのままの病院は、医者の頭の中も古いままかもしれません。」

医者の良し悪しを見分けるのは難しいけれど、今回ご紹介するポイントを元にチェックしてみて。それがあなたの不調や病気を、早くしっかり治すカギになるはずです。

よくない病院、よくない医者はここで見分けて

注意したい病院や医者を見分けるポイントはこの9つ。じっくり観察しましょう。

1.スリッパにはきかえる
「院内感染が問題になっているのに、誰が使ったかわからないスリッパをいまだに使いまわししているのは不衛生」と岡田先生。古い習慣が残っている病院は、医療知識も古いままかも。

2.看板に「科」が多い
「現代は医療が細分化され、専門分野以外を見るのが難しくなっています」。個人医院で医者が一人しかいないのに複数の科をあげている病院は要注意。

3.「すいている」「混んでいる」
「混んでいる病院は腕がいいと思いがちですが、腕が悪くて一度で治せない可能性も。また、予約制でないのにいつもガラーンとしている病院は医者の腕に難ありかも」。口コミを頼りにしてみても。

4.患者への説明をイヤがる
「今は患者さんとのコミュニケーションを重視するスタイルが主流。患者に説明なんてするかという態度の医者は遅れています」。

5.自分の経験にこだわる
「治療法や薬を追跡調査すると、いままでの常識と逆で驚くことも。“私の経験では”“いままでの患者は”という発言が多い医者は注意を」。

6.薬をたくさん出す
「何種類も出す医者は多いですが、本当に必要なのは1つか2つです」。

7.新薬を使いたがる
「新薬は使ううちに副作用が見つかることもあり怖いもの。でも製薬会社に勧められるまま使う医者も」。

8.手術をしたがる
「すぐ切らないといけない病気なんてめったにありません。一度切った体は元に戻せないので、慎重に判断を」。

9.検査がやたらと多い
「患者を見ず・触れず、検査結果だけで診断する医者が増えているのは困ったこと」。実は高価な検査機器を導入したので、元を取るため検査をススメているのかも。

いい病院や医者の特徴はこちら

たくさんの注意事項をあげてきましたが、いい医者にはこんな特徴が。

◎目の前で医学書を広げる
「高度に進んだ現代医療の知識をすべて頭に入れるのはムリ。知識にないことをごまかさず文献をあたるのは、むしろ熱心な医者です」

◎わからないと言う
「わからないのにわかったふりをし、適当な薬を出してごまかす医者も。わかならいと言ってもらえれば、患者さんは他をあたることもできるので良心的」。

このチェックをもとに、よりよい病院や医者とお付き合いして、健康な毎日を過ごしましょう。