002_300

どんな病気?

自然気胸は、外傷などの明らかな原因もなく突然肺に穴が開いて空気が漏れ、激しい胸痛、乾いたせき、呼吸困難などが起こるもので、やせて胸の薄い若い男性、なかでも喫煙者に多く発症する。多くの場合安静にしていれば軽快するが、大量の空気が漏れたり、同時に左右の肺で気胸を起こした場合などは、放置すると命にもかかわり危険である。

自然気胸 – 健康用語 gooヘルスケア

俳優の佐藤健さんや嵐・相葉雅紀さんなどが患い、ニュースになりました。

佐藤健
2007年 左自然気胸のため約10日間の安静と通院を診断
佐藤健 (俳優)とは – goo Wikipedia

相葉雅紀
2011年 左自然気胸で、1週間程度入院の必要ありと診断
相葉雅紀とは – goo Wikipedia

矢部浩之
2012年 右肺の自然気胸のため入院
矢部浩之とは – goo Wikipedia

好発年齢は10?20代であり、性別では圧倒的に男性に多く、背が高く、やせた人に多く発症し、患者さんの約70%は喫煙者であることが特徴です。俗に「イケメン病」と呼ばれています。

原因は?

肺胸膜直下に存在するブレブの破裂によって起こります。ブレブとは、直径1cm程度の異常気腔で、正常肺と異なり破裂しやすく、自然気胸の原因になります。
ブレブの破裂は、運動、怒責(どせき)、咳(せき)などで肺胞(はいほう)内圧が上昇した場合や、飛行機搭乗、ダイビングなどで大気圧が低下した場合に起こりますが、大半は安静時に発症します。

自然気胸の症状や原因・診断 – gooヘルスケア

突然の胸痛、乾いた咳、呼吸困難が現れます。これらの症状は安静にしていると多くは軽快してきます。
しかし、高度な気胸や緊張性気胸(胸腔内にもれた空気が逃げ場を失い、心臓や反対側の肺を圧迫する気胸)では、チアノーゼ、不整脈、血圧低下なども来し、危険な状態に陥ることもあります。

治療方法は?再発はするの?

安静にしても改善しない場合や肺の虚脱が高度であれば、持続脱気が行われます。持続脱気とは肋骨と肋骨の間から細いチューブを胸腔内に挿入し、器械で肺からもれた空気を体外に引き出す方法です。
持続脱気を行っても肺の再膨張が得られない場合や、再発を3回以上繰り返す場合には、手術が行われます。手術は、腋窩小開胸法(えきかしょうかいきょうほう)や胸腔鏡によって、ブレブの切除や縫縮(ほうしゅく)が行われます。
 手術を行わない場合の自然気胸の再発率は、20?30%といわれています。手術後の再発率は1?2%ですので、最初から、体を傷つけることの少ない胸腔鏡による治療をすすめる医師もいます。

自然気胸の治療方法 – gooヘルスケア

場合によっては命にかかわる病気です。身近にいるイケメン体型の男性が突然「胸が痛い」と言い出したら、自然気胸を疑って早めに診察・治療を受けさせましょう。