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年齢を重ねるほど女っぷりを上げるといわれるフランス女性。「10着しか服を持たない」ライフスタイルが日本人女性の憧れを集めていますが、美容においても見習いたいポイントがあるんです。

表情がとぼしい日本人女性は顔筋が衰えやすい

教えてくれたのは、女性専門の美容鍼灸院・ハリジェンヌ院長の光本朱美さん。光本さんは10代から35カ国を回って、世界中の女性と美容法を見てきた経験から、日本人女性は世界的に見ても、顔の筋肉の動きが少ないことに気付いたそうです。

「日本語はもともと口を大きく開けなくても話せる言葉。その上、日本人は恥ずかしがりで大げさなことが苦手な人が多いので、話す時も表情豊かとは言えません。
その点、フランス女性は本当にオーバーリアクション。『ホント?』にあたる『ア、ボン?』と言うだけでも、目や口周りの筋肉を大きく動かして、手振り身振りまでつけるんです。これは日常的に顔筋トレを行っているようなもの。パリ滞在中はフランス女性の施術もしましたが、顔の筋肉とつながっている頭皮も、柔らかくてよく動く人が多いんです」

対して日本女性は……?
「パソコンやスマホをよく使うようになって、ますます表情がとぼしくなったためか、顔のコリを感じたり、口周りの筋肉が弱くなって顎関節症になったりする人が増えています。日本人に多い猫背も顔の筋肉の衰えにつながるんですよ」

知らないうちに下がる口角は「ウィ」「ボンジュール」で上げる!

起きている間はずっと顔筋トレをしているフランス女性と、顔の筋肉をなまけさせている日本人女性。その差が顕著に出るのが「口角」です。

「日本人女性からは、たった2時間半程度の結婚式で口角を上げ続けただけで、口周りの筋肉がひきつったなんて声もよく聞きます。そのせいか、若くても口角が下がっていると自覚している人が多いですね。一方、フランス女性から、口角が下がっているという悩みを聞くことはまずありません」

口角が下がっていると老けて見えたり不機嫌に見えるだけでなく、ほうれい線や顔たるみの原因にも。フランス女性の口元になるにはどうしたらいいのでしょうか?

「実は、フランス語を発音するだけでも顔の筋トレになるんですよ。例えば『はい』にあたる『ウィ』は、発音するだけでも口角を上に引き上げる大頬骨筋(だいきょうこつきん)をフルに使います。また、『こんにちは』にあたる『ボンジュール』と言えば、口輪筋(こうりんきん)を効率よく鍛えられます」

すき間時間にいつ言ってもOKですが、「ボンジュール」はお風呂で頭を洗う時、耳の上にある側頭筋(そくとうきん)を引き上げながら5回言うと、頭皮のストレッチに。その後、ドライヤーに合わせて「ウィ」を30回言うのが光本さんのおすすめ。ゆっくり、口を大きく動かしながら言うのがポイントです。

顔のコリがほぐれて血行がよくなるので、化粧水の浸透もアップするといううれしい美肌効果つき。恥ずかしがらずにフランス女性になりきって、実践してみて!