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「おせちは自分で作るのではなく、買うもの」という人が多くなってきました。デパートや有名料亭のゴージャスなおせちなど、見るからにおいしそうです。でも、年の瀬にすべてのおせちを作るのはムリなので、当然、事前に作り置きすることになります。ということは、やっぱり……アレの出番なのです。

保存料、着色料etc. 三段おせちには100種類もの添加物が?

アレというのはご存じ、添加物。特にカビや菌がつきやすい魚肉の練り製品には、日持ち向上剤だけでなく、強い保存料を使用せざるをえません。よく使われる保存料のソルビン酸Kは、遺伝子変異を起こすことが確認されています。

また、見栄え重視の絢爛豪華なおせちは着色料も多め。例えば、一般に数の子に使われるタール色素の黄色4号は、アレルギーを引き起こすと言われていますが、おせち用の数の子には見た目を良くするために、多めに使われることがあり得ます。

おせちに使われる添加物の一例を挙げてみます。
●なます
保存料(ソルビン酸K)、甘味料(ソルビトール)、酸化防止剤(エリソルビン酸Na)
●黒豆
甘味料(ソルビトール)、pH調整剤
●かまぼこ
着色料(コチニール)
●栗きんとん
甘味料(ソルビトール)、漂白剤(亜硫酸塩)
●伊達巻き
乳化剤、保存料(ソルビン酸K)、着色料(黄色4号、黄色5号)
●数の子
着色料(黄色4号、黄色5号、赤色102号、赤色106号)

三段重のおせちを食べたら、合計で100種類近くの添加物を摂ることになるかもしれません。

薄味のおせちは食べ方次第で食中毒の危険も

おせちはもともと、三が日を過ごすための保存食だから、砂糖やしょうゆなどの調味料を多く使うことで、長持ちさせるように作っていました。つまり味付けは濃い目。でも、最近は低カロリーで薄味のものが好まれるようになり、市販のおせちも薄味になってきました。

となると高まるのが、食中毒のリスク。暖かい部屋でこたつの上に置くことも多く、来客があればそれぞれ箸でつついて食べ、常温に長時間放置されることも……。薄味のものは特に、こまめに冷蔵庫に入れ、早めに食べきることが大切です。

冷凍で届くおせちは添加物が比較的少なくて済みますが、その分、解凍後の保存期間は短め。一度解凍したら、冷蔵保存で2日以内には食べ切りましょう。無添加をうたった生おせちも同様です。