ココナッツオイルやチアシードのブレイクで、すっかり定着した「スーパーフード」。次から次へと新しいスーパーフードが出るけれど、スーパーフードとそうでないものの違いは何? 誰が決めているの? そして、なぜカタカナのものが多いのでしょうか。

栄養価が高く、食品とサプリメントの中間のような存在

日本でスーパーフードを広めている「一般社団法人日本スーパーフード協会」のホームページによると、スーパーフードとは「はっきりと特定の食品を定義したものではなく」、「一般の食品よりビタミン、ミネラル、クロロフィル、アミノ酸といった必須栄養素や健康成分を多く含む、おもに植物由来の食品」のことだそう。
その上で、日本スーパーフード協会は、スーパーフードの定義を、下記のように解説しています。

●栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
●一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。

では誰がスーパーフードを決めているかというと、提唱者によってさまざまなのだとか。だからといって、誰でも何でもスーパーフードと言っていいわけではなく、スーパーフード発祥の地であるアメリカ・カナダで代表的なものとして認められているものが基本になっています。そのため、結果的にカタカナの食品が多くなります。

また、20年ほど前までは南米の山岳地帯でしか食べられていなかった「キヌア」のように、世界各地の伝説的な食物の効能が科学的に解明され、スーパーフードに仲間入りしていることも、カタカナで耳馴染みのないものが多い理由になっています。

2016年、摂るべき「本物志向のスーパーフード」はこれ!

とはいえ、なんでもかんでも「スーパーフード」と名付ける風潮があるのも確か。そんな風潮を一掃しようと、日本スーパーフード協会では本物志向の定番スーパーフードを「リアルスーパーフード」と命名しました。そのベスト10は以下の通りです。

第1位 スピルリナ
1216_300_11216_300_2
水中で育つ藻の一種で、30億年前に誕生した地球最古の生命体ともいわれる。アミノ酸、ビタミン、ミネラルに加え、食物繊維、不飽和脂肪酸など50種類以上の健康・栄養成分を含み、スプーン1杯のスピルリナパウダーで、たんぱく質は鶏卵2分の1個、β-カロテンは緑黄色野菜120g分に相当する、まさに「スーパーフードの王様」。

第2位 キヌア
1216_300_31216_300_4
南米アンデス高原原産のヒユ科の1年生作物。NASAが「21世紀の主要食」と発表して注目された。アミノ酸スコアが高く、抗酸化作用が期待される。

第3位 クコの実(ゴジベリー)
1216_300_5
中国原産ナス科の落葉低木の果実。古くから果実や葉、根が漢方薬や民間薬として利用されてきた。ミランダ・カーも大好きなスーパーフードだそう。

第4位 カカオ
中南米原産のアオイ科の常緑樹の果実で、マヤ文明の時代から珍重され「神々の食べ物」と言われる。カカオポリフェノールの抗酸化作用や、テオブロミンのリラックス作用が注目。

第5位 アサイー
「奇跡のフルーツ」と呼ばれる、ブラジル原産のヤシ科の植物の果実。抗酸化作用のあるアントシアニンがブルーベリーの約18倍含まれる。

第6位 マカ
アブラナ科の多年生植物。インカ帝国の時代から珍重された滋養食。ホルモン分泌促進によるアンチエイジング効果なども期待。

第7位 カムカム
フトモモ科の常緑低木の果実。レモンの約54倍、アセロラの約2倍のビタミンCを含有し、ビタミンC含有量世界一の果実と呼ばれる。

第8位 ブロッコリースーパースプラウト
発芽から3日目のブロッコリーの新芽。予防医学で注目のフィトケミカル・スルフォラファンを高濃度に含む。

第9位 チアシード
メキシコ原産のシソ科の植物・チアの種子。浸水させると約10倍にふくらんでジェル状になり、便秘解消に効果的。たんぱく質も豊富。

第10位ココナッツウォーター
ヤシ科の植物、ココヤシの実の液状胚乳。電解質成分がヒトの体液に近く、細胞への浸透が速いため「天然のスポーツ飲料」「天然の点滴」と呼ばれる。

いずれも健康食品と呼びたいような高い栄養価が認められているものばかり。スーパーフード初心者がまず試すなら、この中から選ぶのがオススメです。

また、アメリカで今ブームになっているスーパーフードの中から、日本スーパーフード協会が推奨する「2016 S/S ニューフェイススーパーフード」も発表。上位1~3位は「グルテンフリー」の流行を受け、いずれもグルテンフリー食材でした。

第1位 アマランサス
1216_300_61216_300_7
南米原産のヒユ科の疑似雑穀。カルシウム、鉄分、食物繊維が豊富。

第2位 テフ
1216_300_8
エチオピア高原原産のイネ科の雑穀。鉄分、カルシウムが豊富。

第3位 ワイルドライス
1216_300_9
北アメリカ原産のイネ科の穀類で、たんぱく質、ビタミンE、葉酸が豊富。

2016年、あなたはどのスーパーフードで健康になりますか?

【資料提供】一般社団法人 日本スーパーフード協会