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エルニーニョ現象で暖かかった冬が一転、全国の広い範囲で大雪が降るなど、一気に厳しい寒さが訪れています。油断していただけに、冷えがつらいという人も多いのでは。
寒いからといってたくさん着込むと、電車やビルの暖房で汗をかき、かえって冷えてしまったり……。そんな時は「ふくらはぎ」を重点的に温めるのがオススメ! せき接骨院院長の関博和先生に教えてもらいました。

表面温度は32℃以下! ふくはぎが冷えると全身冷える

手足の冷えを感じている人も、ふくらはぎが冷えていることには気付かないもの。例えば、太ももに氷を置くとすぐに「冷たい!」となるのに、ふくらはぎの場合は10秒以上耐えられるのだとか。ふくらはぎは鈍感で、冷えを感じにくい場所なのです。

その一方、ふくらはぎは冷えやすいパーツ。ふくはぎの表面温度は32℃以下で、ほとんどの人がふくらはぎを触ると冷たいはずです。太ももなどに比べて筋肉量が少ないため熱を生み出しにくく、また筋肉の層が薄いため、心臓から送り出された血液がふくらはぎまで来ると冷えてしまうのがその理由。

それなのに、ふくらはぎは、上半身に血液を戻すポンプの役割も持っています。ふくらはぎが冷えると筋肉や血管がキューッと収縮し、血流をブロック。筋ポンプ作用がうまく働かなくなり、全身の血流が悪化して、全身が冷えてしまいます。
特に女性は男性に比べて筋肉が少なく、脚を出すファッションをすることも多いので、ふくらはぎが冷えやすいのです。

温めれば冷えツボも刺激できて一石二鳥。「揉む」より即効性が

いくら靴下を重ねばきしても、ふくらはぎが冷えていたら足先は温まりません。そこで、実践したいのが「ふくらはぎ温め」です。

実はふくらはぎには、「三陰交」「承山」「承間」など、冷えに効くツボが集まっています。ふくらはぎを温めることは、血流がよくなって全身が温まる効果に加え、これらのツボを一気に刺激できるので、冷え解消効果が高いのです。

揉んでも効果がありそうですが、ふくらはぎを揉んで温まるのは表層部の筋肉だけなので、すぐに冷えてしまいます。温熱刺激の方が深層部の筋肉まで温まるので、即効性があります。

ふくらはぎにカイロを貼る、ふくらはぎだけ入浴

オフィスでもできる「ふくらはぎ温め」のやり方は、靴下やレギンスの上から使い捨てカイロをふくらはぎに貼る方法。冷えたふくらはぎがすぐに温まります。低温やけどを防ぐため、1時間以上貼りっぱなしにしないでください。

入浴の際、42℃の熱めのお湯をお風呂に張って、ふくらはぎまで3~5分つけてから胸まで、首までと徐々に全身を温める方法も、ふくらはぎをしっかり温められます。

また、寝ている間は体温が下がり、ふくらはぎが冷えやすくなります。冷えが気になる人は、足首まであるレギンスをパジャマのパンツに重ねばきして、ふくらはぎを冷やさないようにしましょう。また、足首がゴムで締まるタイプのスウェットも、裾から空気が入って冷えるのを防ぐのでオススメです。