【アラフォー育児ライフ】育児疲れが吹き飛ぶハッピーな瞬間

ワケもわからず突っ走った産後のトンネルを抜けると、春の兆しが待っていました。1ヵ月検診も終わる頃には母体もようやく回復し、育児生活を楽しむ余裕も少しずつでてきました。

ムチムチがとまらない

2500gと小さめで生まれたわが子。はじめは体重が増えずに心配もしましたが、1ヵ月で3750g、2ヵ月頃には5000gと2倍に増量。出生時のふにゃふにゃして壊れそうな様子はどこへやら、みるみるうちにムチムチと膨らみ、「太りすぎかしら?」と逆に心配になるほどです。

ある日、そんな娘を見て夫がポツリ、「親方……」。「お、おやかた? 女のコなのに、ひど~い!」そう抗議しながらも娘を見ると……。しもぶくれたパンパンの頬に埋もれた細い目、ガッシリと太い首、ムッチリとした太もも。ああ、ごっつあんです……!

母乳がうまくあげられず、ミルクを足しすぎたせいかしら……? しかし、1ヵ月健診で小児科の先生にたずねると、ちょうどよい体重で全く問題ないとのこと。ほかにも、夜間のうめきやグズリ、湿疹、鼻づまりなど、気になることをつらつらと話す私に、「安心してください。とーーーっても、順調ですよ!」と太鼓判。初めての育児はわからないことだらけで、いろいろ心配しすぎてしまいますよね……。

【アラフォー育児ライフ】育児疲れが吹き飛ぶハッピーな瞬間

発育曲線は標準的

天使の笑顔

体つきがしっかりしてくるとともに、表情も豊かになってきました。その象徴は、なんといっても「笑顔」! 生まれたての赤ちゃんの「新生児微笑」は筋肉のひきつりみたいなものですが、こんどはコミュニケーションの意味のある「社会的笑顔」ひとつ大人になりました。

パパやママと目が合うと、ニコッ。あやしてあげると、ニコーッ。もう、癒されることこの上ない、育児疲れも一瞬で吹き飛ぶ魔法の笑顔。そのうち、声を出して笑うようになり、私が「アハハハ!」と爆笑してみせると一緒に「アハハハ!」と爆笑。楽しすぎ~! 「ア~」とか「ヒャ~」とか、かわいいおしゃべりもするようになりました。

かと思うと、ゴキゲンに笑っていた次の瞬間、表情がゆがんでギャーッと泣きに変わることも……。3~4時間グズグズし続けるのも相変わらずで、「いったい、何が気に入らないのかな?」と優しく問いかけてみるけれど、鈍感ママには多感な娘の気持ちがなかなかわかりそうにないのでした。

親方の笑顔

親方の笑顔

母乳育児、その後

そして、乳首の激痛に苦しみ、投げ出す寸前だった母乳育児。しかし、牛の歩みも千里(というほど大げさでもないですが)、2ヵ月に入る頃にはいつの間にか乳首を吸われることにも慣れ、「いったい何があんなに大変だったんだろう?」と思うまでに。赤ちゃんの体も安定して吸い方も上達し、授乳タイムがずいぶん楽になりました。

それどころか、目を伏せて母乳をコク~ンコク~ンと、ひたむきに飲んでいるときのかわいさといったら! それもそのはず、おっぱいをあげているとき、ママの脳内では愛情ホルモン・オキシトシンの分泌が増えるのだとか。自分の体液を飲んでくれるという肯定感はもう理屈じゃない。オキシトシンがドパーッとあふれ出すのを実感しています。

もちろん、母乳の出がよくないママもいるし、あるいはフランスでは粉ミルクが圧倒的にメジャーだそうだし、正解はひとつではないでしょう。でも、私に限っていえば、あんなにモチベーション低かったけれど、結果的には続けて本当によかった! スパルタ母乳指導の助産師軍団にも、足を向けて寝られません(笑)。

こんなふうに、子育てを始めてから、自分のそれまでの考えがあっさりと覆されることもしばしば。アラフォーともなると、良くも悪くも考えが定まってきているものですが、「私はゼッタイにこう!」みたいなことは、あんまり言えないなあ……と思う、今日この頃です。

(フリーライター:五十嵐なな)