いてもたってもいられないような激しい痛み、今すぐストップしたい! そんな群発頭痛の症状と対処法をご紹介します。

激しい頭痛は要注意! 危険な5つの頭痛|群発頭痛の原因と対処法

のたうちまわるような痛みに襲われる

群発頭痛とは、目のすぐ後ろにある血管の壁が炎症して起こる頭痛です。圧倒的に20~40代の男性が多くかかりますが、最近は女性にも急増中。

のたうちまわるような痛みや、目がえぐられるような、キリで刺されるといった表現をされるほどの激しい痛みが起こります。痛みを紛らわせるために動かずにはいられない、なかには痛さが我慢できず壁に頭を打ち付けるという人までいるようです。目の充血や鼻水を伴うこともあります。

残念ながら群発頭痛の詳しい原因は解明されていませんが、喫煙や飲酒、気圧の変化が誘因となることがわかっています。そのため、気圧の変化が起きる春や秋に起こることが多く、一度起こると、毎日のように頭痛が。痛みはだいたい1~2カ月の一定期間、連日起こります。激しい痛みは1~2時間続き、その後自然に治ります。頭痛の起こっている期間のことを「群発期」と言いますが、群発期が終われば、頭痛はすっきり治ってしまいます。ただ、半年後や2~3年後また同じように群発期がきて、頭痛を起こします。

頭痛が起こりそうな環境を避ける

群発頭痛の予防には、誘因となるアルコールや喫煙を避けること。群発期以外は、飲酒をしても頭痛は起きませんので、期間内は絶対にやめるようにしましょう。また、気圧の変化は血管を拡張させたり、神経を刺激して頭痛を引き起こすことがあります。登山や、飛行機、新幹線に乗る場合は、医師に相談しましょう。頭痛の予防には、処方薬のトリプタン系薬剤の効果が認められています。

こんな痛みには気をつけて!

激しい痛みを伴う頭痛の場合、大きな病気の可能性もあります。危険な頭痛5つをまとめました。

1)バットで殴られたような強烈な痛み → くも膜下出血
突然、殴られたような痛みに襲われます。これは脳動脈瘤が破裂して起こる痛み。1週間くらい前から軽い頭痛が続き、血圧が高めになる傾向があります。

2)後頭部が強く痛み、発熱も → 髄膜炎
頭全体が痛く、特に後頭部に痛みを感じる場合。うなじが痛くなって、体を動かすと痛みが増すといったとき。38度以上の高熱も併発します。

3)頭痛と吐き気、ろれつがまわらない → 脳出血
頭痛と吐き気に伴い、手足がしびれ、感覚が鈍ってくるように。意識がもうろうとして、ろれつが回らないといった状態。

4)鈍痛が徐々に強くなり、突然嘔吐する → 脳腫瘍
頭全体または一部に鈍痛があり、徐々に強くなるのが特徴。吐き気がないのに、突然嘔吐したり、視力が低下する、視野が狭くなる、手足が動かせなくなったりも。

5)頭痛のほかに手足の麻痺や尿失禁など → 慢性硬膜下血腫
1~2カ月前に頭を強く打った覚えがあり。頭痛のほかに、手足の麻痺や尿失禁、歩行障害、物忘れなどの認知障害がある症状。酔っ払っているときにどこかで頭をぶつけそのまま放置している場合も。

激しい痛みで、まず疑われるのがくも膜下出血。どの病気も早い処置が必要ですので、痛みを感じたら脳神経外科を受診しましょう。