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火山が多い日本は温泉大国。全国にたくさんの温泉があり、人気の観光地となっています。若い女性たちは「温泉に癒されにいく」という感覚ですが、古くから湯治と呼ばれる温泉療法を行う温泉街も数多くあります。

そのような治療効果があると認められている温泉については、法律で分類されていることを知っていますか?

温泉の中でも治療効果を認められた「療養泉」

温泉とは、摂氏25℃以上地中から湧き出た温水等で、遊離二酸化炭素、リチウムイオン、ストロンチウムイオン、ラドンなどの物質のうちいずれかを含むものと温泉法で定めだれています。

温泉法によって定められた「温泉」の中でも、医学的に治療効果があるとされるものを「療養泉」といいます。療養泉は、溶存物質や遊離炭酸、ラドンなど含有する物質の種類が限定され、物質によっては含有量の規定も厳しくなります。二酸化炭素泉や炭酸水素塩泉、塩化物泉など含有する成分によって泉質が分けられ、効能も異なります。

「療養泉」に指定された温泉は、治療の効果を法的に認められているのです。

科学的に認められている温泉の効能

温泉の効能は科学的に認められ、医療に取り入れられていることもあります。

温泉の治療効果としては、高血圧、動脈硬化、捻挫、打撲、慢性皮膚疾患、冷え性、月経障害、関節痛、糖尿病、痛風、慢性消化器疾患などなど、かなり幅広い病気や症状の治療・緩和に役立つとされています。

たとえば、糖尿病では通常、食事療法や運動療法等を行いますが、ごく初期であれば、温泉療法で血糖値の上昇を抑制するのも効果的だとされています。そのほか、気管支喘息も温泉療法による効果が認められる病気です。気道粘膜の炎症を改善するとともに、呼吸筋を鍛え、自律神経が安定するなど、喘息発作が起こりにくい体にする効果があるとされています。

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温泉に行けない人に朗報!「ミカン湯」「ゆず湯」でも効果あり

温泉に行きたいけれど忙しくて行けないという人には、「ミカン湯」や「ゆず湯」がオススメ。「ミカン湯」と「ゆず湯」はともに、入浴後の体温上昇効果や入浴後の保温持続効果が優れ、お風呂から上がった後も身体が温かい状態が保たれるため、健康への好影響が期待できます。

柑橘類に含まれる精油成分リモネンには、血行促進作用があり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCには、美肌効果もあります。疲れていてゆっくりとお風呂で温まりたいな~と感じたときには、柑橘系の皮を入れたお風呂を試してみましょう。

もちろん、できれば温泉地にいって、じっくり、のんびり。観光やおいしいものだって楽しみたいもの。そうやって温泉に浸かってのんびりするだけでも心身ともにリセットされますが、せっかくならば療養効果も期待して、気になる症状に合わせた温泉に行ってみるのもいいかもしれませんね。