
これまでは、お肌を乾燥から守るものは主として皮脂膜と言われてきましたが、皮脂膜は1〜2%の効果しかないことが、最近の研究で分かってきています。皮脂膜は粘着テープで3回ほどベリッとしただけで全部とれてしまい、鼻の頭などはすぐ再生しますが、ゴシゴシ洗うだけでとれるほど薄いのです。また、男性ホルモンで分泌が促進されるので、女性の皮脂はなんと男性の半分!
乾燥する冬場は、お肌をカバーする保湿剤やクリームより(それも大切ですが)、皮脂膜の下の角質層を乾燥から守ることがいちばん。レンガ状の角質細胞の健康を保っているのは、そのレンガを繋ぐ役目をしている天然保湿成分や細胞間脂質なので、これをいかに落とさずにキメを整えるかが、勝負の分かれ目です。
洗いすぎ、こすりすぎ、乾燥は大敵。冬は、乾燥肌になったらパックやクレンジングもしないことが鉄則です。薄づけのナチュラルメイクなら、よく泡立てたせっけんで押し洗い。ちゃんと落ちるので試してみて。
消費生活アドバイザー・繊維製品品質管理士 安藤夫紀子さん |