サイクリングは有酸素運動になる! 脂肪が燃える自転車のこぎ方

風を感じて遠くまで行こう

ウオーキング同様に有酸素運動の効果が得られ、体への負担が少なく、気分のリフレッシュに最適

気持ちよく、楽しみながら有酸素運動

 日に日に暖かく気持ちのよい季節になってきました。お天気の良い日は、ちょっと戸外へ出かけてみませんか? 今回は、手軽にできて近場でも遠くでも自由自在、運動にも気分転換にもなるサイクリングを紹介しましょう。

 スポーツジムには必ずエアロバイクがあるように、自転車こぎは立派なエクササイズです。軽く息がはずむ程度の運動強度で15~20分も走れば、ウオーキングやジョギングと同様に有酸素運動の効果が得られます。ご存じのように有酸素運動はメタボの元凶となる内臓脂肪を減らし、ダイエットや生活習慣病予防に役立ちます。
 しかも自転車は、正しく乗ればひざや足首、腰への負担が軽いため、ひざの調子が悪い人や太っている人、高齢者にも無理なく運動できます。走るスピードを調節することで、誰でも自分の体力に合わせて無理なく運動できるのが、自転車のすぐれたところです。

 運動効果を得るためには週2~3回乗るとよいのですが、無理をする必要はありません。仕事で疲れた体で乗っても楽しくありませんし、暗くなってからスポーツとして自転車に乗るのは、交通安全上すすめられません。自転車は遊びと考え、楽しいから乗る、気持ちがいいから乗るというほうが長続きします。楽しければもっと遠くまで、もっと速く走りたくなるのが人情ですから、結果的に運動効果も高くなるというものです。

遠出ができて小旅行気分も

 ふだんは買い物や通勤・通学の足としてしか使っていない自転車も、景色を見ながらのんびり走れば気分転換になり、リフレッシュ効果が得られます。街なら街の、郊外なら郊外の楽しさがあり、自分に合ったスピードで好きなところへ行けば達成感が得られ、ストレス解消にもなります。

 なんといっても自転車の魅力は、ウオーキングやジョギングよりも遠くまで行けることでしょう。1時間のウオーキングでもせいぜい5~6kmですが、自転車なら、初心者でも8~10km、慣れた人なら15kmぐらいは走れます。その気になれば初心者でも1日40~50 kmくらいは軽く走れるそうですが、これはフルマラソンにも匹敵する距離。
 そこまでいかなくても、少し走って気に入ったお店があればお茶を飲んだり、途中で写真を撮ったりすれば、ちょっとした小旅行気分が味わえます。公園の周りを走ってみるだけでも気分転換になりますし、車の少ない休日の都心を走れば、はじめて見る街のよう。風を感じて気ままに走ることができる自転車、自転車置き場でほこりをかぶらせておくのはもったいないですね。

正しい乗車姿勢で乗って、交通ルールを守る

 さて、長い距離を快適に走るには、正しい乗車姿勢で走ることが大切です。間違った姿勢で長く走ると、腰やひざに負担をかけることもあります。まずサドルの高さは、着地したときつま先が地面につく程度にします。ひざは曲がりすぎず伸びすぎず、上体が少し前傾した姿勢が正しい乗車姿勢です。上体を地面と垂直にしていると、上体の体重がすべてお尻にかかってしまい、長く乗っているとお尻が痛くなったり、腰やひざを傷める原因にもなります。

 そういった点で、上体をまっすぐ起こして走る「ママチャリ」はサイクリングには向きませんから、短距離だけに利用するのが無難です。「ママチャリ」の仲間の、軽快車とかシティサイクルと呼ばれるものでも、変速機がついて車体の重量が軽いものなら、十分サイクリングに対応できます。マウンテンバイクやロードレーサーはもちろんOK。正しい乗車姿勢がとれるように、サドルの高さの調節を忘れずに。

 もう一つ忘れてはいけないのが、自転車は法律上の規定は軽車両だということです。交通ルールを守り、安全運転をこころがけましょう。道路交通法が改正され、自転車の通行に関する新しいルールが平成20年6月19日までに施行されることになりました。以下に違反した場合は、罰則が科せられるようになります。
 (1)自転車通行は車道が原則、歩道は例外、(2)車道は自動車と同じ左側を通行、(3)歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行する、(4)飲酒運転・2人乗り・並んで走ることなどは禁止、(5)子どもにはできるだけヘルメットを着用
 また、走行中の携帯電話の使用や傘さし運転も、大変危険ですのでやめましょう。

 服装は、車のドライバーの目につきやすいよう派手な色のものにすると事故防止につながります。赤信号などで停車するとき、車の真横は危険です。車の斜め前や後ろなど、ドライバーの目につきやすい位置に止まりましょう。

(「ジャストヘルス」法研より)

【監修】
山口 文知さん


財団法人 日本サイクリング協会 業務課長

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