肩こりや頭痛の隠れた原因は肩甲骨にある-肩甲骨を下げるストレッチ

上がった肩甲骨を下げて、肩こり解消&スタイルアップ!

上がりっぱなしの肩甲骨を下げると、肩こりや頭痛の解消だけでなく、小顔やバストアップ効果も。

肩甲骨美人になると小顔効果も!

 つらい肩こりや偏頭痛。これらの原因の1つには、肩甲骨の動きが関わっています。もともと肩甲骨は左右上下に10センチ前後動くほど可動域が広いのですが、日常生活ではほとんど肩甲骨を動かさないため周りの筋肉が次第に硬くなります。

 硬くなった筋肉は、肩甲骨に癒着して本来の位置より上に引き上げてしまいます。長時間同じ姿勢で疲れてくると、猫背になってきませんか? これは肩甲骨が上がっている証拠です。そして、首から肩にかけての筋肉が縮んで硬くなるため、肩こりや頭痛が起こります。

 肩甲骨を下がった状態でキープすれば、筋肉が縮んで固くならずに症状も緩和します。さらに、正しい位置に肩甲骨を置くことは、小顔にも関係してくるのです。

 肩甲骨が上にずれると、自然と頭が前傾し顎が前に出た状態になります。するとエラが張ってくるため、顔が大きく見えてしまいます。

 肩甲骨を下にキープすることで顎が引き、顔が小さく見えるのです。また、耳のあたりからこめかみにある「側頭筋(そくとうきん)」が引き締まるので、頬の筋肉が上がり、顔のラインもスッキリします。口角を上げ、ほうれい線や二重あごの解消にもつながる効果が期待できます。

 側頭筋が引き締められると、頭の形も変わります。28個の骨で形成されている頭蓋骨が少しずつ動いて、後頭部が上がったきれいな頭になっていきます。

 また、肩甲骨が下がると「大胸筋(だいきょうきん)」が引っ張られるので、バストアップにもつながります。

仕事や家事の合間に肩甲骨ストレッチ

 肩甲骨周りの筋肉が硬くなっているか簡単に確かめる方法があります。気をつけの姿勢でそのまままっすぐ両腕を上げてみましょう。腕が耳より後ろに行かなかったら、筋肉が固まっている証拠です。

 長時間のデスクワークを行う人や猫背の人のほとんどは、肩甲骨が上がった状態です。簡単なストレッチを毎日の生活に取り入れて、肩甲骨周りの筋肉をほぐすことが大切です。

 2人で行う場合は、下の写真のように肩甲骨にぐっと手を入れて、骨に付いた肉をはがすようにほぐしましょう。何度も繰り返していくうちに、肩甲骨に癒着していた肉が剥がれていき可動域が広がります。わずか5分程度行うだけでも、肩が軽くなったように感じると思います。

 また仕事や家事の合間には、下の2枚の写真のように肩甲骨同士を付けるストレッチを行いましょう。背中の中央に置いた卵を潰すようなイメージで肩甲骨同士を付けます。このとき、肩甲骨を下げることを意識しながら行うのがコツです。

 両手で壁を押して肩甲骨同士を付ける動作も、可動域を広げるストレッチとして効果的です。また、立っているときは手をお尻のほうに置くことを意識しましょう。自然と肩甲骨が下がる姿勢になります。

 これらのストレッチは、無理をすると筋肉を痛める場合があるので、痛みが出ない程度で行ってください。

 筋肉がほぐされて肩甲骨の位置が下がると、肩こりから開放されてスタイルも良く見えます。これからは肩甲骨を下げることを意識して毎日を過ごしましょう。

(編集・制作 (株)法研)

【監修】
上符正志(うわぶ・まさし)先生


銀座上符メディカルクリニック 院長
1960年、山口県下関市生まれ。九州大学工学部在学中、医師が社会で果たすべき役割にめざめ転身、産業医科大学医学部に入学。卒業後、横浜市民病院外科、北里大学医学部救命救急センター、益子病院内科などで治療に携わりながらも、病気の早期発見・早期治療の方法に限界を感じていた。そんななかでアンチエイジング医学と出会い、発症を未然にふせぐ患者本位の医療の可能性を見いだす。米ニューヨークのザ・サレーノ・センターで行われている最先端治療プログラムを習得し日本に導入。近著に、『若くて疲れ知らずの人は副腎が元気!』(マガジンハウス)がある。

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