女性は夏も冷えを感じている-体を冷えから守る3つのポイント

体に不調をもたらす夏冷え対策として心がけたい3つのこと

そのままにしておくと体の不調にもつながる夏の冷え。改善するために普段の生活に取り入れたい対策とは。

冬だけじゃない! 夏にも必要な冷え対策

 もうすぐ本格的な夏がやってきますが、暑さ対策と同じく大切なのが夏冷え対策です。冷房の効いた部屋で過ごしていると、体が冷えきり外に出てもなかなか温まってくれないといった経験は、特に女性に多いはずです。

 女性は男性と比べると筋肉量が少ないため、体内でたくさんの熱を生み出せません。しかも、脂肪が多いので一度冷えると温まるのに時間がかかります。男性より女性に冷え性が多いのはこのためです。この状態が続くと血液の流れが悪くなり、肩こりや頭痛を引き起こす原因になります。

 また、夏は屋内外の温度差が激しいため、暑さと寒さが交互に訪れて体に大きな負担をかけることに。体温調整機能が麻痺し、免疫力の低下に繋がるのです。よく、「夏風邪は長引きやすい」と言われますが、免疫力低下で体が弱っている証拠です。

夏の冷えから体を守る3つのこと

 冷房などで冷えきった体をそのまましておくと、体にさまざまな不調があらわれることに。夏冷え対策として、まずはこの3つを毎日の生活に取り入れるようにしましょう。

■毎日湯船に入る
 湯船に入ることは体温を上げるだけでなく、発汗トレーニングにもなります。良質な汗をかくようになると体温の調整機能を高めてくれるので、免疫力アップに繋がり夏バテ解消にも効果的です。また、食事の前に入ると胃の動きが活発になるので、食欲もわきます。シャワーで済まさず、湯船に入る習慣をつけましょう。

■薄手の上着かストールを持ち歩く
 長時間体が冷やされる状態を避けるために、何か羽織るものを常に持っておくようにしましょう。ストールを首に巻くのも効果的です。首を冷気から守ることで冷えを和らげてくれます。靴下やレッグウォーマーで足首を温めるとさらに良いでしょう。

■体を温める食材を摂る
 体を温める働きのある生姜や唐辛子を摂るようにしましょう。また、イチョウ葉エキスも手足の末梢の血液循環が良くなり、冷え性に効果があるといわれています。

 このほか、筋肉量を増やすことも大切です。筋肉トレーニングはもちろん、寝る前のストレッチも習慣づけることをオススメします。筋肉を活性化する働きがあるストレッチは、血流が良くなり安眠にも繋がります。

 水分の摂り方にも気を付けましょう。冷えた飲み物は胃を冷やし、体の冷えを悪化させます。水は常温で飲むのが良いでしょう。また、食事の1時間前の飲み物は控えましょう。胃酸が薄まり胃の働きが悪くなります。

 また、エストロゲン(女性ホルモン)の低下も冷え性の原因の一つです。エストロゲンは女性にとって健やかな体や美肌に深く関わる大切なホルモンです。年齢とともに減少していきますが、生活の改善で減少を緩やかにできます。軽く汗をかく程度の運動を週に1〜2度、十分な睡眠、良質なタンパク質や食物繊維を多く摂るように心がけましょう。

 今年の夏は冷え対策をしっかり行い、夏バテしない体を目指しましょう。

(編集・制作 (株)法研)

【監修】
上符正志(うわぶ・まさし)先生


銀座上符メディカルクリニック 院長
1960年、山口県下関市生まれ。九州大学工学部在学中、医師が社会で果たすべき役割にめざめ転身、産業医科大学医学部に入学。卒業後、横浜市民病院外科、北里大学医学部救命救急センター、益子病院内科などで治療に携わりながらも、病気の早期発見・早期治療の方法に限界を感じていた。そんななかでアンチエイジング医学と出会い、発症を未然にふせぐ患者本位の医療の可能性を見いだす。米ニューヨークのザ・サレーノ・センターで行われている最先端治療プログラムを習得し日本に導入。近著に、『若くて疲れ知らずの人は副腎が元気!』(マガジンハウス)がある。

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