テストで脳のクセが分かる-脳のタイプでストレス対策ができる 2

「甘えん坊さん」「完璧主義者」のストレス対策

今回は、チェックリストCとDに5個以上当てはまる「甘えん坊さん」「完璧主義者」のストレス対策を紹介。

周りから認められているという実感がないと不安なCタイプ

 仲間と賑やかにしているのが好きで、いつも誰かがそばにいないとダメな甘えん坊さんがこのタイプ。脳のクセでいえば「報酬依存」傾向の強い人です。

 この場合の報酬とは、「周りから認められているという実感」のことで、これがないと不安になり、拒絶されるとガタガタと崩れていきます。このタイプの人は、ひとつのグループにベッタリしていると、そこでの人間関係がうまくいかなくなったとき、立ち直れなくなる危険があります。

ノルアドレナリンの変動が心理的な不安定をまねく

 このような脳のクセをもつのは、脳の覚醒水準を決めるノルアドレナリン系の神経の活動が変化しやすいからです。そのため、気分の浮き沈みが激しくなったりします。また、ノルアドレナリンが急に増えると、強い緊張や怒りにつながるので、何かのきっかけで突然キレることもあります。

 さらに、食べたり、飲むことでストレスを発散することも多く、体重の変動を気にしながらも太っていく傾向があり、ダイエットも失敗しがちです。

Cタイプのストレス対策

コツ(1) 複数のグループに参加して安心感を得る
 このタイプの人は、職場や昔からの友人など限られた人間関係だけでなく、サークルや習い事など複数のグループに参加しておくとよいでしょう。また、インターネットで、同じ趣味をもつ人たちのサイトを巡ったり、チャットを楽しむなどして、所属感をもつことでも安心感が得られます。

コツ(2) 聞き役になってくれる先輩を見つけて「親分子分の関係」をつくる
 報酬依存傾向の人は、親分子分、先輩後輩のような上下関係をつくりたがります。そこで、あなたのキレやすさを受け入れ、聞き役になってくれるようなボスや先輩を見つけるとよいでしょう。あなたを「かわいいやつ」と思ってくれるようなボスや先輩であれば文句なしです。

 人好きで優しい性格のあなたは、うまく自分のなかの「甘えん坊」を安定させて、その優しさを周囲に分けてあげてください。

理想が高く、自己評価が低くなりがちなDタイプ

 完璧主義者のDタイプは、何かを始めると疲れに気づかないまま突き進み、完璧にやり遂げないと気がすみません。また、物事に白黒をつけたがり、「〜しなければならない」「〜であらねばならない」という考え方にとらわれやすい傾向も。

 理想が高く、はたからは十分と思われることでも満足できないため、疲れやストレスを溜め込みやすいタイプです。

Dタイプのストレス対策

コツ(3) 自分を肯定する
 このタイプは自己評価が低くなると、抑うつ的になってうつ病や慢性疲労の危険性が高まったり、拒食症や過食症などの引き金になることも。そのため、自分を肯定的にとらえるよう日ごろから心がけることが大切です。

 たとえば、日記にその日に「できたこと」「したこと」を箇条書きし、その横に花丸をつけるなど、自分の努力が実感できるような習慣をつけるとよいでしょう。

コツ(4) 一度に進行することは2つまでに
 Dタイプの人は、ひとつのことを始めると止まらなくなる傾向があり、一度にたくさんのことを始めるとストレスを溜め込みがち。まず、物事を始める前に優先順位をつけ、同時に2つ以上のことを進行させないよう心がけましょう。

 また、プライベートと仕事をしっかり区別し、ときには旅行に出るなど日常生活から遮断された時間をもつのもストレス解消に効果的です。もともと仕事のできる人ですから、自分のなかの完璧主義者とうまくつき合えば、誰もが感心するような、さらによい仕事ができるはずです。

 A・Bタイプについてはこちら

(「ぐんぐんよくなる頭の使い方」、篠原菊紀著、法研より)

篠原菊紀


諏訪東京理科大学助教授
1960年長野県生まれ。
東京大学大学院博士課程(健康教育学)を経て、現在、東京理科大学共通教育センター助教授。脳システム論、人システム論、学生相談室長。

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