夏に向けて“緑のカーテン”を育てよう-ゴーヤの育て方

エコ効果があって見た目にも美しく、緑にふれてリラックス

適しているのはつる性の植物。花が楽しめるアサガオ、ヨルガオなど。収穫がうれしいニガウリ、ヘチマなど

今から始めれば、夏には緑の冷却効果

 地球温暖化のせいでしょうか、夏の暑さが年々強くなるような気がしていませんか? そんなことから、日当たりの良い南側や西日の当たる西側の窓とかベランダに、夏の間の日ざしをさえぎるため、つる性の植物をはわせる“緑のカーテン”づくりが関心を集めています。

 見た目に涼しそうなだけでなく、実際に室温を下げる効果があり、エアコン使用を抑えて省エネにもなる、と良いことづくめ。
 カーテン効果が出るくらいまで成長するには、苗から植えて1~2カ月かかります。この夏、“緑のカーテン”づくりに挑戦してみようという方は、そろそろ準備を始めましょう。

エアコン使用を抑え、CO2の削減にも貢献

 つる性植物による“緑のカーテン”効果には、次のようなことがあげられます。

(1)直射日光をさえぎり、夏の強い日ざしをやわらげる。
(2)物質に吸収されて温度を上昇させる赤外線を反射し、また、葉の表面の気孔から水分が蒸散することで周囲の温度を下げる。この点、加工品のカーテンやブラインドなどは日光が当たり続けていると熱くなり、それ自体が熱を放射するようになってしまう。
(3)上記の効果でエアコンの使用を20~30%抑えることができ、CO2(二酸化炭素)の削減にも貢献できる。
(4)植物を育て、花を咲かせる楽しみや、実を収穫する喜びのほか、緑の柔らかい光は目にやさしいなどの作用をもたらす。

収穫も期待のニガウリが人気

 “緑のカーテン”に向いている植物は、収穫を期待するならニガウリ(ゴーヤー)が人気。そのほかヘチマ、キュウリ、ヒョウタン、ツルムラサキなどもあります。花を楽しみたいのならアサガオ、ヨルガオ、フウセンカズラなどがよいでしょう。

 ニガウリを例にとると、実際の“カーテン”づくりは次のように進めます。

●準備するもの
(1)プランター:庭があれば直接地植えもできますが、ベランダなどなら、深さのある30リットル以上の大きめのプランターがよいでしょう。
(2)鉢底石:水はけを良くするためのもので、小石や木炭なども使えます。
(3)土:初心者には培養土が簡単です。
(4)ネット、支柱:ネットは網目が10cm×10cm程度のもの。支柱はネットの幅により2、3本。ネットを結びつけるため2cm前後の太さはあったほうがよいでしょう。竹の棒でも代用できます。

●育て方
(1)苗植え:地域によって多少異なりますが、標準的には5月が苗の植えつけ時期(種から育てるなら3月下旬ころから)。苗はホームセンターや園芸店で買えますが、人気のニガウリは売り切れることがあるので注意。苗は本葉が4~5枚に育ったところでプランターに30~40cm間隔で移植します。

(2)水やり:プランターの場合は水分の蒸発や流出が早いので、毎日十分に。真夏に入ったら朝・夕あげましょう。

(3)ネット張り:つるが50cmほどに伸びたら支柱を立て、ネットを張ってつるを導いてください。つるが巻きつかないときはひもで軽く結ぶか、園芸店では簡単にくっつく整枝テープを販売しています。

(4)育成:本葉が6~7枚になったところで、子づるを伸ばすために親づるの先を切ってしまいます。子づるが伸びてきたら勢いの良いもの数本を残してほかのつるは切ってしまい、この数本をバランス良く広げていきましょう。

(5)収穫:およそ2カ月で“緑のカーテン”は、ほぼ張り巡らされます。花が咲くとハチなど昆虫が飛んで来て受粉の手伝いをしてくれます。そしてある日、たくさん茂った葉の間に隠れるようにして、小さな緑色の実がぶら下がっているのを見つけるでしょう。収穫が楽しみですね。

(6)追肥:実がつき始めたら、追肥をしてください。その後は、2週間に1回くらい追肥しましょう。お米のとぎ汁なら、毎日あげても大丈夫です。

(編集・制作 (株)法研)

【監修】
深野 俊幸先生


フラワーデザイナー、「COUNTRY HARVEST」代表
「田舎で収穫した花たち」をコンセプトに、1994年東京・南青山にフラワーショップ「COUNTRY HARVEST」をオープン。質の高いデザインと鋭い色彩感覚による作品が人気のフラワーデザイナー。雑誌などのメディアやパーティーディスプレーなどに、常に新しいデザインを発表。ガーデンデザインでは美しい植物構成に定評がある。著書に『花を楽しむ―from COUNTRY HARVEST』(雄鶏社)、『“花育”で子どもの感性を豊かにするママ&子どものフラワーアレンジメント』(日東書院本社)など。

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