生活に取り入れたいアロマテラピー 乾燥しょうがは万能ハーブ

春につきものの不安とストレス、かぜ・花粉症予防などに!

春活躍するしょうが、ラベンダー、ユーカリなどを用いたケア。春の元気の元、八丁みそも紹介

乾燥させたしょうがで1年のスタートを切る準備を

 春の訪れは突然にやってきます。ふと気がつくと梅の花が咲き、桜の花が開き始めます。暖かな日差しを受け、春を迎える喜びを感じるその日は、新たな1年のスタートのように思われます。まずは体の準備が必要です。冬の間の寒さから体を守ってくれた肌や粘膜をいたわって、ケアしてあげましょう。おすすめはしょうがです。

 しょうがは薬そのもの。漢方では生薬としてさまざまな処方で用いられ、ヨーロッパでも薬用に使われてきました。しょうがには胃腸の働きを活性化したり、身体を温めて発汗を促す作用があります。かぜのひきはじめに、しょうがの粉末に甜菜(てんさい)糖などを混ぜてしょうが湯をつくったり、紅茶にしょうがの粉末を入れてジンジャー・ティーにしたりするのもそのためです。
 しょうがを薄切りにして日陰で乾燥させておくと、何にでも使うことができる万能の家庭薬になり、春はめいっぱい活躍します。お子様にも安心して使えます。

☆しょうが&オレンジの入浴剤
<材料>
乾燥させたしょうが 5g
塩 10g
オレンジの精油 3滴
だし取り用パック 1袋

 塩10gにオレンジの精油を3滴落としてよくかき混ぜます。そこへ乾燥させたしょうが5g(数枚)を入れ、材料をすべてだし取り用パックへ入れて入浴剤に。入浴の際にお風呂へ入れます。ふんわりとオレンジ&しょうがの香りに包まれながらリラックス。体がゆっくりと温まります。
 お湯の温度を40度くらいに保ち、20分くらいつかっていると、硬くなった肌が柔らかくなります。足のかかとも柔らかくなるので、入浴後にかかと削り棒などを使ってケアするのに最適です。

☆しょうがのうがい
<材料>
乾燥させたしょうが 2~3g
お湯 100cc
塩 少々

 コップの中にしょうが2~3gを入れてお湯を入れます。そこへ少々の塩を入れます。かき混ぜて数分置くとよい具合のうがい薬ができ上がり。のどの奥まで流し込みガラガラと2~3回うがいをしましょう。しょうがの抗菌効果で花粉症にもかぜ予防にも効果があります。

細胞再生の季節 春に欠かせない赤みそ

 春は細胞が再生する季節です。食べ物では赤みそといわれる八丁みそが欠かせません。日本人にとって、発酵の科学はひとことでいい尽せないほどの自然の宝物です。みそは大豆を麹(こうじ)菌で発酵させて作った食品です。八丁みそは豆みそともいわれ、3年もの長期間熟成させることから、色も濃くてカチンカチンになり、包丁で刻むのも大変なほどです。

 その熟成過程で独特の旨みと香りが生まれ、栄養価も高まって体の細胞を賦活させてくれる大切な成分になります。八丁みそは、良質のたんぱく質と脂質、内臓の調子を整えるビタミンB2、鉄、リン酸、カルシウムを含んでいます。ご飯にみそ汁はつきものですが、米に不足しているたんぱく質やビタミンをみそで補えるぴったりの組み合わせです。

 また、味噌には毒消しの働きもあるといわれます。みそに含まれる食物繊維や微生物が腸内を掃除して有害物質を体外に出してくれるのです。この効果はごぼうや大根などを一緒に調理するといっそう高まり、疲れた体の回復に役立ちます。
 元気が売り物の春は、五穀米とみそ汁から始めましょう。

 愛知県に古くから伝わる民間療法にもみそが使われています。たとえば、体にできものや関節の腫れがあるときに、患部にみそを塗り、その上にお灸をすることもあります。

リラックスできる春のアロマテラピー

 始まりは楽しみであると同時に、不安とストレスがつきものです。新しいメンバーとのコミュニケーションも緊張がぬぐえませんから、毎日が「あー疲れたー」のくり返し。そんなとき、お風呂上がりに心と体のリラックスマッサージを始めてみましょう。

☆リラックスマッサージオイル
<材料>
スウィートアーモンドオイル 20cc
ラベンダー 5滴
ベルガモット 3滴

 さわやかな香りとともに眠りを誘うゆったりとした気分を味わえる簡単ブレンドです。スウィートアーモンドオイルに精油を加え、お風呂上りのマッサージに。疲れてパンパンになったふくらはぎから肩、首へ、そして手と手を合わせてゆっくりと香りを楽しんでください。ラベンダーは切り傷ややけどにも効果があるので、ご家庭に1本用意するとよいでしょう。

春につきものの花粉症に

 毎年のことながら、この季節は花粉症に悩まされる方々が多いです。マスクにうがいだけではどうにもならず、注射や薬に頼らなくてはならない人も少なくありません。アロマテラピーも一つの予防として覚えておきましょう。

☆ユーカリとティートリーのうがい液
水 100cc
ユーカリ 2滴
ティートリー 2滴

 コップに100ccの水を入れ、ユーカリとティートリーを2滴ずつ落とし、よくかき混ぜます。のどの奥までしっかり、ガラガラとうがいをしましょう。家族で毎日のケアにするとよいでしょう。ユーカリもティートリーも非常に強い抗菌力があります。コップ1杯の熱いお湯の中にユーカリとティートリーを落として湯気を吸入するのも大変よい方法です。さわやかなシャボン玉のような香りがします。
 朝、マスクについている換えのガーゼにユーカリを1滴落としてみる(使い捨てマスクなら直接1滴落とす)のも優しい方法です。朝の通勤ラッシュの中でもこのさわやかな香りは嫌がられません。どうぞ安心してお試しください。


(編集・制作 (株)法研)

【執筆】
森田 敦子先生


植物療法士、サンルイ・インターナッショナル代表取締役
1992年パリ大学所属の薬学専門校入学、生物化学、植物学、大脳生理学、フィトテラピーを学び、植物療法士資格を取得。1998年サンルイ・インターナッショナル設立。植物療法の研究活動を行いながら、天然植物の研究をベースにした応用製品開発・販売、フィトテラピー・トリートメント事業を開始。2006年植物療法専門スクール「ルボア フィトテラピースクール」開設、羅漢和トリートメント&スパ「ルボア」オープン。著書に『成分表示でわかる化粧品の中身』(婦人生活社)がある。

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