梅雨から夏のじめじめをアロマで快適に-鼻づまり解消や虫除けにも

身近な材料と精油を使って、梅雨から夏を快適に!

塩や重曹と精油を用いたケアで梅雨時もすっきり。虫よけ、日焼け対策も忘れずに!

塩と精油を使ってじめじめした季節をさわやかに

 今年は梅雨入りが少し遅れている様子です。この時期は気圧のせいもあり、体がだるかったり、気分も今一つのりません。そんなときこそ、ひと工夫で毎日の生活が変わります。私たちの周りにあるものを使って、ちょっとしたケアを始めましょう。

 塩は、人間の体にとって水や空気と並んでとても大切な、なくてはならないものです。化学的にはナトリウムと塩素という2つの物質が結びついたもので、体の血液量を一定に保ったり、細胞組織の水分バランスを保ったり、食べ物の消化や心臓の拍動にも大切な役割があります。
 昔は塩は金と並ぶほど貴重なものでした。多くの国で塩には人間を悪魔から守ってくれる働きがあるとされ、偉大なパワーがあると信じられています。日本でも歌舞伎の舞台の前には塩をまいたりします。家の玄関先に山盛りに置いてあったり、お葬式の帰りには塩をひとつまみ配ることも多く見られます。そんな塩を使って、梅雨時を快適にすごすナチュラルケアを試してみませんか? また、夏の虫よけや日焼け対策についても紹介しましょう。

☆鼻づまりすっきり 塩とユーカリの清浄剤
<材料>
塩 小さじ1/2
重曹 小さじ1/2
ユーカリ 1滴
水 50cc

 ティッシュにユーカリを1滴落としてゆっくりと吸入する方法もありますが、しっかりと鼻を洗ってみるのもよい方法です。鼻に流し込みやすいようスプレー式の小ビンまたはスポイドのついている入れ物を容器にしてつくりましょう。材料を混ぜ合わせ、鼻にゆっくりと流し込んでいきます。塩が入っていることで粘膜の汚れやほこりやウイルスが除去できます。
 花粉症の季節にもよい方法ですが、このじめじめした梅雨の季節にも最適です。鼻やのどをすっきりさせることでさわやかに過ごすことができます。スポイドは自分の物を用意し、使用後は熱湯で洗って乾かしておきます。

☆足つやつや 塩とユズの角質落とし
<材料>
塩 大さじ2杯
ユズ 2滴
オリーブオイル 大さじ2

 ユズは誰もが良い香りと感じるハーブ。その香りは自律神経の副交感神経を優位にしてくれ、ストレスによって気持ちが沈んだとき、心がくよくよとしたときなどに最適です。
 材料を混ぜ合わせておき、お風呂上がりに足をゆっくりとマッサージしていきます。ゴマージュのように、角質化したかかとや足の指の硬くなったところなどをとくに念入りに行います。乾燥してかさかさの皮膚に塩が効果的です。ユズ湯のように足を温める働きもありますが、何よりもアロマテラピー効果を楽しみながら足をつやつやにします。

☆塩とティートリーのマウスウォッシュ
<材料>
塩 大さじ1/2
重曹 大さじ1/2
ティートリー 1滴
水 1カップ

 材料を混ぜ合わせます。塩には歯ぐきの引き締め効果があり、重曹には口の中を中性からアルカリ性に傾け虫歯菌の活動をしずめる働きがあります。最近は塩と重曹を使った歯磨き粉が人気のようです。
 ティートリーには抗菌力があり、水虫やニキビなどにもよいといわれています。マウスウォッシュとして息のにおいをすっきりとさせるのはもちろん、口内炎やキズがあったりするときはより効果的です。ペパーミントを使う方もいますが、ときにスースーとしますのでご注意ください。

夏の虫よけ、日焼け対策は安心な手作りで

 夏は虫よけと日焼け対策が欠かせません。子どもにも安心して使える手作りをおすすめします。

☆虫よけスプレー
<材料>
アルコール 10ml
シトロネラ 5滴
レモングラス 5滴
ラベンダー水 40ml
スプレービン

 スプレービンにアルコールを入れて材料を混ぜ合わせます。シトロネラ油やレモングラス油は古くから虫よけとして有名で、虫が嫌がる香りといわれます。自然素材でつくる虫よけスプレーは、子どもにも、市販の虫よけスプレーにかぶれやすいような人でも安心して使うことができます。キャンプに行ったときなどその効果に驚かされます。1時間おきにスプレーする必要がありますが、その度に魅惑的なよい香りがします。

☆日焼け止めクリーム
<材料>
シアバター 10g
スウィートアーモンドオイル 5ml
ラベンダー 2滴
二酸化チタン 小さじ1/2
酸化亜鉛 小さじ1/2

 手作りの日焼け止めクリームが簡単にできます。ガラスビンにシアバターを入れ、容器ごとお湯をはったボールにつけてゆっくり溶かしていき、そこへスウィートアーモンドオイルを混ぜ合わせます。二酸化チタンと酸化亜鉛を少しずつ加え、しっとりとするまでゆっくりと混ぜ合わせましょう。二酸化チタンと酸化亜鉛は手作りコスメ専門店またはインターネット販売などでも入手できます。
 これから紫外線の強い夏に向かいます。しっかりと日焼け止めを使いましょう。子どもが外に遊びに行くときにもつけてあげましょう。何回も、頻繁につけることが大切です。

☆日焼けのあとのひんやりスプレー
<材料>
ラベンダー水 30ml
ラベンダー 4~5滴

 外から帰って来たとき、日焼けで体がほてったときなど、ほてりをさましてあげましょう。スプレーに入れてたっぷりと吹きかけ、ぱしゃぱしゃと手でパッティング。ラベンダーはやけどにも最適なオイルです。体の日焼けは、そのつどケアしてあげることが肌をきれいに保つために必要です。


(編集・制作 (株)法研)

【執筆】
森田 敦子先生


植物療法士、サンルイ・インターナッショナル代表取締役
1992年パリ大学所属の薬学専門校入学、生物化学、植物学、大脳生理学、フィトテラピーを学び、植物療法士資格を取得。1998年サンルイ・インターナッショナル設立。植物療法の研究活動を行いながら、天然植物の研究をベースにした応用製品開発・販売、フィトテラピー・トリートメント事業を開始。2006年植物療法専門スクール「ルボア フィトテラピースクール」開設、羅漢和トリートメント&スパ「ルボア」オープン。著書に『成分表示でわかる化粧品の中身』(婦人生活社)がある。

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