脳の疲れには休むより「運動」が効果的!? おすすめの運動法

頭の疲れやストレス対策は何も考えず体を動かすのがおすすめ

疲れたときこそ軽い運動をすることで疲労回復を早めることができる。休日はゴロゴロするより体を動かそう

ストレスや頭の疲れはゴロ寝では解消できない?

 進学や就職、職場の異動などで環境が変わった人も、新しい環境に慣れたころでしょうか。それでもまだ緊張続きでストレスがたまっている人、あるいは環境は変わらないけれど、人間関係や仕事上の悩みで精神的に疲れているという人も少なくないでしょう。そして今度の休日は、1日ゴロ寝で疲れを解消しようなんて思っているかもしれませんね。

 でも、ちょっと待ってください。単なる肉体的な疲れなら、ゆっくり休むことで解消されますが、ストレスや頭の疲れはゴロ寝ではなかなか解消できません。
 それどころか、家でただゴロゴロしていると、気になることや仕事のことをくよくよと考えてしまい、かえって逆効果になりかねません。
 それではどうすればよいのでしょうか。

スポーツの後はすぐに体を休めるより、軽い運動が疲労回復を早める

 スポーツ選手の間では、運動後の疲労回復法としてアクティブレスト(積極的休養)という考え方が定着しています。これは、スポーツのあとすぐに体を休めてしまうのではなく、軽めの運動をすることで疲労回復効果を高めようというもの。

 激しい運動で酷使された筋肉は硬くなって血行が悪くなり、疲労物質である乳酸もたまっています。そこで軽い運動を行って血液循環を良くすると、乳酸がスムーズに分解され、疲労回復が早まるとされています。
 つまり、疲れたときこそ軽い運動をすることで、疲労回復を早めることができるというわけです。

精神的な疲れにもアクティブレスト(積極的休養)が有効

 このアクティブレスト(積極的休養)の考え方は、体の疲れだけでなく精神的な疲れにも有効です。

 運動には、ストレス解消や心身をリラックスさせる働きがあることはよく知られています。これには、幸福感をもたらすエンドルフィンや、精神を安定させるセロトニンなど脳内物質の分泌が、運動によって促されることが影響していると考えられています。

 また、精神的な疲労はあっても肉体的には疲れていないとき、寝つきが悪かったりぐっすり眠れなかったりすることはありませんか? そんなときも、軽く運動して肉体的にも少し疲労するほうが、ぐっすり眠れて疲れがとれます。

 何より、何も考えず体を動かすことに集中しているうちに、小さな悩みはふき飛んでしまうでしょう。

楽しみながらできるリズミカルな運動を

 心や頭の疲れをとるには、無理なく楽しみながらできる運動、一定のリズムで体を動かす運動がおすすめです。たとえばウオーキングや軽いジョギング、サイクリング、エアロビクス、スイミングなど。これらリズミカルな運動には、セロトニンの分泌を促す効果があるといわれています。

 スポーツクラブや家でランニングマシーンもよいけれど、お天気のいい日は外に出て太陽の光を浴びながら、景色を楽しみながら運動するのも、気持ちが晴々してよいものです。仕事を忘れ、頭をからっぽにして体を動かしましょう。

毎日の生活に軽い運動をとり入れよう

 できれば、週末だけ運動するのではなく、毎日の生活に軽い運動をとり入れるとなおよいですね。朝のラジオ体操や入浴後のストレッチなどできる範囲でかまいません。
 特に寝る前のストレッチはリラックス効果があり、体のこりとともに精神的な緊張もほぐしてくれるので、頭が疲れている人におすすめです。

 運動は生活習慣病対策はもちろん、パソコン作業などによる慢性的な疲れにも有効です。心身の健康のために、普段から運動習慣を身につけておきましょう。

 ただし、貧血や内臓の病気、糖尿病などが疲れの原因であることもあります。いつもと違うと感じたり、休んでも運動してもなかなか疲れがとれないときには病気も疑い、受診することをおすすめします。

(編集・制作 (株)法研)

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