午後の仕事に有利なランチメニュー

大切な仕事の前のランチ、どう選んでいますか? 仕事をスムーズにすすめるメニューをご紹介します。
カロリーのとり過ぎは頭をストップさせる
たとえば午後一番に重要な商談があるとき、ランチに何を選ぶか迷ったことはありませんか? 「軽い食事ではお腹がすくかも……」と、カツ丼などでしっかりエネルギー補給をしたけれど、胸やけがしてしまったり、反対にカロリーが少なすぎて、打合せの途中でお腹がすいてしまったり。分量や内容などの適度なランチメニューを選ぶことが、午後の商談をスムーズにすすめます。ここ一番というときのために、適したメニューをご紹介しましょう。
まず、失敗しがちな例からみてみましょう。大事な打合せの前には、「敵にカツ」とゲンをかついでステーキやトンカツなど、高カロリーメニューが好まれます。ところがこれは、打合せには逆効果。
ステーキやカツ丼、ミックスフライ定食や酢豚など、エネルギー量の高いメニューは、たいてい脂肪の含有量が多く、そのため胃の中に留まっている時間が長いのです。その結果、胃にもたれたり、眠くて頭がまわらなくなったり、ということが起こります。重要なのは商談までの時間によって適したメニューを選ぶこと。それでは、具体的にその選び方をお話ししましょう。
商談3時間前なら、おすすめは親子丼
たとえば商談の3時間前にランチを食べるとしたら、おすすめメニューは親子丼(親子丼・漬物・味噌汁の組み合わせ)。その他、焼き魚定食など、あっさりめの和定食やスパゲッティボンゴレなども適しています。
2時間前に食べるとしたら、炭水化物中心のやや軽めのメニュー。うどんやおむすび、野菜のサンドイッチや餅、カステラ、半熟卵、煮野菜などがおすすめです。
1時間前では、さらに消化の早い食べ物を選びます。小さめのおむすびや果物、またはゼリー、ヨーグルト、エネルギーゼリー、スポーツドリンクなどで、糖分と水分を補給するといいでしょう。
午後の商談でスムーズに頭を働かせるためのポイントは、脳を動かす炭水化物(糖質)の補給です。時間に合わせてお腹にもたれず、効率よく糖分を摂取するといいのです。とはいえ、消化吸収能力には個人差があるので、自分のお腹と相談しながらメニューを決めるといいでしょう。
先ほどお話しした脂質の多い高カロリーメニューは、移動の多い日や体力のいる作業をする日などに選ぶといいでしょう。
(「へるすあっぷ21」、法研より)