男性のてかり顔はスキンケアと食生活で改善-まずは洗顔から

洗顔とライフスタイルの改善で「すっきり肌」を手に入れよう

男性ホルモン、脂っこい食事、ストレスなどが「てかり顔」の原因に

てかり顔の原因はライフスタイルにもあった

 最近、男性用スキンケア用品の人気が高まっています。理由の一つは、皮脂が浮いた「てかり顔」を気にする人が多くなっていること。プライベートな場面だけでなく、ビジネスシーンでも、てかり顔はイメージダウンにつながると考えられているようです。

 男性にてかり顔が多いのは、皮脂分泌に関係のある男性ホルモンの影響です。女性でも男性ホルモンは分泌されていますが、もともと男性よりも分泌量が少なく、閉経とともに女性ホルモンの分泌が低下すると、皮脂量も減ります。そのため、50代以降の女性は乾燥肌になりやすい傾向があります。その点、男性は、男性ホルモンの分泌が急激に低下することがあまりないため、年齢を重ねてもてかり顔の人が多いのです。

 てかり顔の原因は、ホルモンの影響だけではありません。肉類などコレステロールの多い食べ物に偏った食生活を送っていると、皮脂の分泌がさかんになります。コレステロールは、体内で男性ホルモンの原料となるからです。また、過剰なストレスも、男性ホルモンの産生を増やして皮脂の分泌を高め、てかり顔の原因になります。さらに、紫外線、タバコ、睡眠不足や運動不足なども肌にダメージを与えることがわかっています。てかり顔などイメージの悪い肌の原因は、ライフスタイルにもあったのです。

スキンケアの基本はやっぱり洗顔

 家庭でも職場でも、イメージダウンは避けたいもの。清潔感あふれる「すっきり肌」を目指し、スキンケアを始めましょう。

 基本はやはり洗顔です。洗顔は、ゴシゴシこすればよいというものではありません。それでは肌を傷め、紫外線など外部の影響を受けやすくなります。朝と夜の2回、洗顔料を使って、やさしく洗いましょう。
 まず、手のひらに洗顔料をとり、ぬるま湯を少しずつ加えながら、十分に泡立てます。きめの細かい泡ができたら、その泡でやさしくマッサージするように洗います。すすぎは、髪の生え際まで、洗顔料が残らないように洗い流します。ふくときは、タオルを軽く顔に押し当て、水分を吸い込ませるようにします。

 洗顔後は、さっぱりタイプの化粧水で水分補給と保湿を忘れずに! 洗顔したまま保湿をしないと肌の乾燥が進み、潤いを取り戻そうと皮脂が出て、かえって脂っぽくなることもあります。ビタミンC誘導体入りの化粧水なら、皮脂の分泌を抑え、毛穴を引き締める効果もあります。

生活改善ですっきり肌に

 洗顔と保湿がきちんとできても、脂っこい物ばかり食べたり、タバコをスパスパ、ストレス過剰、睡眠不足、運動不足といった生活を送っていると、てかり顔からは解放されません。ライフスタイルの改善が必要です。

 いちばん大切なのは、バランスのとれた食事。特に肌にとって重要なビタミンA・C・E・B群、食物繊維は野菜や果物、魚類などに豊富ですから、意識してとるようにしましょう。ビタミンB2とB6は、皮脂の分泌を整えます。B2は、レバー、サバやサンマなど青背の魚、納豆などに豊富。B6はレバー、マグロやカツオなど赤身の魚に多く含まれます。和食中心の食生活を心がければ、こうした栄養のバランスは自然にとれるようになります。

 ストレスの解消も重要です。毎日、カッカッ、イライラとしていると、ホルモンのバランスが崩れ、皮脂の分泌が増えてしまいます。睡眠を十分にとったり、適度の運動を心がければ、ストレスの解消にもなり、一石二鳥どころか、一石三鳥になります。

 また、肌の老化予防には紫外線対策が欠かせません。しみ、しわ、たるみの防止に、男性も外出時の日焼け止めを忘れずに! タバコもこの機会にやめてみませんか。タバコを吸うと、血管が収縮して血流が悪くなり、肌を不健康な状態にしてしまいます。

 洗顔とライフスタイルの改善で、「てかり」知らずの「すっきり肌」を手に入れましょう。体調も整って若々しく見えるようになり、イメージアップにつながること、間違いなしです。

【監修】
赤須 玲子先生


赤須医院院長
医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本美容皮膚科学会員。確かな臨床経験と美容に精通したきめ細やかな診療で多くの女性患者を集める。専門はしみ、しわ、にきび、ほくろなど。著書に『2週間でつるつる美肌になる本』(マキノ出版)。
赤須医院 http://www.akasu.or.jp

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