医療費を安く抑えるポイント-こんな受診の仕方は費用がかさむ

はしご・時間外・大病院……医療費の無駄遣い3悪

病院あちこち渡り歩き、夜間・休日おかまいなし、何が何でも大病院。こんなことを平気でやってる困った人

医療費を無駄遣いする受診の仕方 NG集!

 診療所や病院への受診の仕方ひとつで医療費が大きく違ってしまうことを、ご存じですよね? えっ、ご存じない!? 今までそんなこと全く気にせず、診療時間の後でも休日でも必要だと思えば駆け込んできた、ですって!!……(・|・;)
 こんな感じで医療を受けていると、健康保険が適用されるとはいえ余分な出費がかさんでしまいます。そんなNGな例をご紹介しましょう。

●「別の先生がいい。病院替えちゃおう……」なんて、NG!
 1カ所の医療機関で診てもらうだけでは心配とか、主治医が気に入らない、などというような理由で同じ病気の診断・治療のために、次々に医療機関をかえるいわゆる“はしご受診”をすると、そのつど初診料(初めて受診するときの診察料)や検査料などがかかって割高な医療費になってしまいます。
 簡単な計算例を示します。例えば3回診察を受けたとしましょう。そうすると、下表のように初診料と再診料(同じ病気で2回目以降受診するときの診察料)だけで費用は2倍近くも異なります。

 はしご受診をすると、同じ検査がそれぞれの医療機関でくり返されたり、同じような薬が処方される可能性が高いので、それらの費用が重複し、さらには体にとっても好ましくない影響が起こり得ます。
 今受けている医療に不安があるなら、まずはそのことを主治医に伝えてみましょう。主治医以外の医師の意見も聞いてみたいときは、「セカンドオピニオン」という方法があります。主治医から検査データなど必要な情報を提供してもらい別の病院の医師の意見を聞いてみることですが、これもれっきとした診療行為と認められています。

●「急病ではないけれど、時間外のほうが空いているから……」なんて、NG!
 診療時間を過ぎてから、あるいは休日に受診すると、医療費は割高になります。初診と再診にはそれぞれ以下のような加算がつきます。6歳未満の乳幼児だとさらに高額(カッコ内)になります。処方箋で薬を調合してもらう薬局でも同じように時間外の加算があります。

 急を要する状態でなければ、ひとまず様子を見て翌日の診療時間内に受診し、薬局での薬の調剤も営業時間内に申し込むようにしましょう。

●「深夜・早朝も診療しているから便利……」なんて、NG!
 診療時間内の受診でも初診料や再診料に加算がつくことがあります。下記の時間帯に開業している診療所では、その時間帯の受診には「夜間・早朝等加算」がつく場合があります。

・平日……0~8時、18~24時
・土曜……0~8時、12~24時
・日曜、祝日

 これは、重症の救急患者を受け持つべき高度医療機関に軽症でも受診してくる患者が多いため、夜間や休日に診療する診療所を増やし、軽症の急病患者を受け持ってもらうねらいで設けられた制度です。

 同じねらいは薬局にもあり、以下の営業時間帯に処方箋を出して調剤してもらうと、「夜間・休日等加算」が余分にかかることがあります。

・平日……0~8時、19~24時
・土曜……0~8時、13~24時
・日曜、祝日

●「何はともあれ大病院に行けば安心……」なんて、NG!
 個人の診療所などに受診するのは何となく不安、ということからいきなり大きな総合病院や大学病院などに受診する人は少なくないでしょう。しかし、現在の医療体制の中では、そのような大病院は高度に専門的な医療や研究、医師の教育を行うなどの役割を担ったところと位置づけられています。
 そのようなところに軽症の患者がいきなりやって来ると、その対応で医師の負担が重くなり、本来受け持つべき重症患者への悪影響も出てくることから、200床以上の病院では紹介状を持たない初診患者から特別料金を徴収できることになっています。その額は病院の判断で決めていいことになっているので病院によって高低の差があり、3,000円以上徴収する病院も珍しくないようです。また、これには健康保険は適用されません。

 ひとまずは職場や自宅の近所の診療所などに受診し、高度な医療が受けられる病院などを受診する必要が生じた場合は、診療所の医師に紹介状を書いてもらうのが賢い受診法といえます。

(編集・制作 (株)法研)

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