夏の早起きは健康度UPにつながる! 生活のリズムを整えるコツ

自分流「サマータイム」の取り入れ方

早寝早起きは人間本来の生体リズムを整える。涼しい朝の時間を趣味や勉強、スポーツに有効活用してみては

国全体の「サマータイム」は見送られたが、事実上の導入が広がる

 東日本大震災による夏の電力不足対策で節電が課題となる中、「サマータイム」という言葉をよく耳にするようになりました。

 夏の間時計の針を1時間早める「サマータイム」は、当初国全体での導入も検討されましたが、大規模な実施に伴う莫大なコストと社会的な混乱が懸念され、国の制度としての「サマータイム」は見送られました。しかし、製造業の企業では始業時間を繰り上げるところも多く、東京都や兵庫県など自治体でも一部の部署で始業時間の繰り上げが始まりました。この動きに合わせ、交通機関では早朝の運行本数を増やし、外食産業では開店時間を早めるところも現れるなどさまざまな対応がとられ、事実上のサマータイムの導入が広がっているようです。

 そもそもサマータイムは、日の出が早くなる夏の間、太陽が出ている時間を有効に利用しようというもので、デイライト・セービング・タイム(daylight saving time)ともいいます。欧米など、緯度が高く夏の日照時間が長い国々で取り入れられ、照明などに使うエネルギーの節約に加え、仕事が終わった後の余暇時間が増えることが期待されます。

 そこで、自分の職場では実施していないという人も、1時間早く起きて、自分流にサマータイムを取り入れるのはいかがでしょうか? 早起きは苦手という人も、日の出が早くて寒くない夏なら起きられるはず。朝は比較的気温が低いので、この時間に気持ちよく活動を開始して夜早く眠りにつけば、節電につながるだけでなく、体調アップにもつながります。

ゆっくり朝食をとってトイレタイムを確保

 わたしたちの体には、朝明るくなると目が覚めて活動し、夜暗くなると眠くなるというように、一定の生体リズム(体内時計ともいう)が備わっています。このリズムに大きくかかわっている一つが自律神経で、陽が昇るころに心身を活動的にする交感神経が活発になり、夕方になると心身を休息させる副交感神経が強くなります。早寝早起きは体が元々持っている自然のリズムに合っていて、このリズムをくずさないことが健康につながるのです。
 それでは、早寝早起きが健康によいことを具体的に見ていきましょう。

●早起きすれば夜自然に眠くなり、生体リズムが整う
 早起きの習慣がつくと、夜ぐっすり眠れるようになります。朝起きたら、太陽の光を十分浴びることが大切。光の刺激から一定時間がたつと、メラトニンという睡眠を促すホルモンが分泌されて眠くなり、生体リズムが整います。

●きちんと朝食がとれる
 時間がなくて朝食をとらないという人も多いようですが、朝食は午前中活動するためのエネルギー源です。ご飯やパンなどの炭水化物をとることで脳の栄養源である糖質が補給され、仕事の能率もアップします。また、朝昼晩と3食きちんと食べることで栄養バランスが整います。

●トイレタイムが確保できて便秘が解消される
 朝食で食べ物が胃に入ると、胃腸が刺激され便意が起こってきます。朝食後少し休み、便意を感じたらトイレに行く。これを習慣づけることが便秘解消につながります。

涼しい早朝にスポーツ。趣味や勉強も限られた時間なら集中してできる

 最近は「朝活」がブーム。早朝から営業しているスポーツクラブや英会話教室などもあります。早起きして、より積極的に朝の時間を活用してみてはいかがでしょうか?

●涼しいうちにウオーキングやランニングを
 夏の日中は熱中症が心配ですが、早朝なら涼しくて空気も澄んでいるので、気持ちよく運動できます。1時間も早起きすれば、シャワーで汗を流す時間も確保できるでしょう。

●勉強や趣味の時間を深夜から朝にシフト
 読書したり、音楽を聞いたり、インターネットで調べ物をしていたら深夜になってしまい、翌日寝不足でつらかったという経験をした人は少なくないでしょう。早朝を趣味や勉強の時間に当てれば、たとえば「1時間だけ」と時間も限られるのでかえって集中でき、計画も立てやすくなります。

 このように、早起きすれば朝の時間を有効活用できますが、夜寝る時間が遅いままでは寝不足から健康を害することにもなりかねません。早起きしたら早く寝ることを忘れずに!

(編集・制作 (株)法研)

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