絶対に日焼けしたくない人-鉄壁のUVケアとスキンケアとは?

UVBは特に春から秋、要注意!UVAは年間を通じたケアを

エネルギーが強く肌が赤くなるUVBだけでなく、季節や天候を問わずガラスもすり抜けるUVAにも注意

「ま、いっか日焼け」繰り返していませんか?

 初夏の陽気に誘われて、近所のお散歩からレジャーまで、アウトドアを楽しむ機会が増えますね。そこで徹底したいのが、紫外線のプロテクト。
 紫外線はシミ、そばかすをつくるだけでなく、シワやたるみ、くすみなど老化全般を早めることも知られるようになりました。

 それでも、これくらい平気でしょと、「ま、いっか日焼け」を繰り返せば、確実にダメージは蓄積され、老化の近道をたどることに。そうならないために、紫外線(UV)ダメージとUVケアのポイントを知っておきましょう。

これからの季節は要注意! ジリジリ来てシミに直結のUVB

 地上に届く紫外線にはUVBとUVAの2種類があります。UVBはエネルギーが強く、晴れた日や夏場に特に多く降り注ぎ、UVAはエネルギーは弱いけれど、季節や天候を問わずUVBのおよそ30倍も降り注ぎます。

 UVBはジリジリ来る感じで、20分も浴びると肌が炎症で赤くなるばかりか皮膚細胞の核を傷つけ、シミをつくったり、皮膚がんを誘発することがあります。
 UVBが強くなる春から初秋にかけては特に要注意。サンスクリーン剤だけでなく、つばつき帽子や日傘、サングラス、衣類でなるべく直射日光を避けたいものです。

ガラスも通過し、長年かけてじわじわ老け顔をつくるUVA

 UVAは、エネルギーは弱くても波長が長いため肌の奥まで大量に届き、肌のハリや弾力を保っているコラーゲンやエラスチン、それらを生み出す線維芽細胞も劣化させてしまいます。でも、UVAはずっと浴びても薄っすら黒くなるくらいで自覚症状もなく軽視されがち、そこが大問題なのです!

 UVAはガラスも通過し、長年浴び続けると、若々しさの象徴ともいうべき肌のハリが失われ、たるみやシワが早く訪れるのです。さらにシミも誘発することが分かっています。

 UVAによる光老化に関しては、運転歴数十年のトラック運転手の写真が紹介された文献が有名です。それは、UVAにさらされ続けた窓側の顔と内側の顔では見た目年齢が20歳以上も違っていたという衝撃的なもの。一年中降り注ぐUVAをあなどるとしっぺ返しをくらいます。

季節や状況でサンスクリーン剤はSPF、PAの両方をチェック

 そこでどんなサンスクリーン剤を使うかが問題です。紫外線防止効果は、UVBをSPF(2~50の数値、50以上は50+)で、UVAをPA(+~++++の4段階)で表示しているので、選ぶときは必ず両方をチェック。

 晴れた日や夏、また屋外スポーツやリゾート地で過ごすならばSPF40~50+の高い数値を。屋外はもちろん室内でも窓辺で過ごす日や、長時間運転する日は、少なくともPA+++以上を選ぶといいですね。

サンスクリーン剤はどんどん進化、紫外線吸収剤も安心です

 ところで、UVカット成分として使われる「紫外線吸収剤」は、刺激があり肌に良くないというイメージがいまだ定着しているようです。確かに昔は吸収剤にアレルギー反応を起こすことがありましたが、現在は吸収剤をコーティングするなど、技術開発が進み、肌に負担がかかるものは淘汰されているので、国内で売られている製品に使われる吸収剤は安全と言われています。

 最近は、紫外線だけでなく大気汚染物質や、UVAよりさらに波長の長いロングUVA、近赤外線のダメージにも着目したサンスクリーン剤も続々登場しています。
 たとえば、排ガスが多い都会やPM2.5などが多く飛ぶ地域ならば、大気汚染物質対策がとられたものを使用するとか、車の運転時間が長かったり、オフィスで窓際の席に座っている人はロングUVAや近赤外線ケアで強化するなど、ますます選択肢が増えています。

保湿、抗酸化、抗炎症の3大ケアでUVに負けない肌を

 さて、紫外線ダメージに負けない肌のために、朝晩のスキンケアにもポイントがあります。それは、まず保湿をすること。紫外線ダメージは肌が乾燥しているほど受けやすいのです。
 また、紫外線によって発生する活性酸素を除去する抗酸化ケアも必須。

 そして、ここ数年の美容トピック。炎症と老化には密接な関係があることから、インフラメイジング(炎症老化)対策も重要です。炎症というと、赤くひりひりした状態を想像するかもしれませんが、紫外線や刺激などさまざまなダメージで、自覚のないレベルの微炎症が体内で発生し、これらが老化のスイッチを押してしまうのです。
 そこで最近は、炎症を抑える抗炎症成分を配合したコスメが出てきています。ぜひチェックしてみて。

 保湿、抗酸化、抗炎症、この3つのケアができる成分配合スキンケアを、夜だけでなく朝から予防としてたっぷり取り入れると、紫外線ダメージを残しにくい肌に整います。抗酸化、抗炎症成分はサプリなどで内側から摂っても効果が期待できますよ。

 イキイキ感はやっぱり肌によるところが大きい。同窓会で、「昔は可愛かったのに今は…ザンネン」、なんて言われたくなかったら、UVプロテクトは賢くしっかり、ね。

【関連コラム】山崎多賀子の目からウロコの美容のツボ 3」、「紫外線対策でシミ・シワを予防

(編集・制作 (株)法研)

【執筆】
山崎 多賀子さん


美容ジャーナリスト
化粧品メーカー、女性誌の編集者を経てフリーに。スキンケアからメイク、健康・メンタル美容まで幅広いジャンルで取材を続ける。著書に自らの乳がん体験談や乳がん患者に役立つ情報をまとめた『「キレイに治す乳がん」宣言!』(光文社)などがある。NPO法人キャンサーリボンズ理事、NPO法人乳がん画像診断ネットワーク理事、NPO法人キャンサーネットジャパン認定乳がん体験者コーディネーターなどを務める。

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