水虫の正しい知識 Part5-増える女性の水虫、ケアの仕方とは

男性だけじゃない、女性も水虫にかかる

水虫の原因となる白癬菌が好む高温多湿は、夏だけではありません。寒い季節、女性たちがはくロングブーツのなかも、彼らの絶好の住みかなのです。

女性の水虫が増えています

 水虫は中年男性だけがかかるものと思っている方はいませんか。

 2004年の12月にヤンセンファーマが首都圏在住の20~30歳代の働く女性519人に、インターネットを通じてアンケート調査を行ったところ、11.2%が「水虫と病院で診断されたことがある」、25.4%が「たぶん水虫だったと思う」と回答しました。つまり、3人に1人は水虫経験があったわけです。

 また、回答者の8割以上が「水虫になったことを恋人や友達に知られたくない」と答えており、相変わらず水虫は、はずかしい病気の代表のようです。

 ちなみに海外に目を転じてみても日本同様、アジアやヨーロッパでも約5人に1人の女性が水虫に悩んでいるとの調査報告があります。

ブーツは水虫菌のパラダイス

 女性に水虫が増えた理由のひとつに「オフィスで1日中、革靴とストッキングをはいたまま仕事をする女性が増えた」ことがあげられます。

 もうひとつは秋、冬の寒い季節に、やっかいな爪水虫を抱え込んでしまうことが大きな原因となっています。

 女性の方の多くは夏場には通気性のよいサンダルをはいていることが多く、足がむれるということは少ないもの。ところが、寒い季節になるとブーツをはく女性が急増します。皮のロングブーツに厚手の靴下、そして暖房の効いた室内、雪解け道などなど。高温多湿を好む白癬菌にとっては、まさに好機到来です。

予防のキーワードは清潔、通気性

 水虫予防の第一は、一にも二にも足を清潔にすることです。帰宅したら毎日石鹸を使って足の汚れを落とし、指のあいだもていねいに洗います。ただし指のあいだに水分が残っていては意味がありません。きちんと水気を取って乾燥させてください。

 二番目には通気性。足は意外に汗かきです。ですから毎日同じ靴をはくのではなく、できれば3足くらいを使いまわし、ときどき陰干しするとよいでしょう。

 また雨の日や雪解け道などを歩いたあとは、脱いだ靴をすぐに靴箱にしまうのではなく、ひとまず風通しのよいところに置いて乾燥させます。また靴の中に新聞紙を詰めるなどして乾燥させるのもひとつの方法です。

爪のケアとチェックが大切

 水虫というと、すぐにかゆいものと早合点する人がいますが、爪水虫はかゆみを感じません。そのため、爪が分厚く膨らんできた、黄白色に濁ってきた、あるいは爪甲がぼろぼろになって初めて爪水虫であることに気がつくことが少なくありません。ましてやペディキュアをしていたりすると爪の色の変化に気づきにくいもの。爪の病気は早期発見・治療が大切です。帰宅してペディキュアを落としたあとは、必ず爪の状態をチェックする習慣をつけましょう。もし、少しでもふだんと違うようなら、早めに専門医を受診しましょう。

 また、爪の周りに角質があってもペディキュアが落ちるのを気にしてとらない人を見かけます。きちんと削り取らないと白癬菌のえさになってしまいますので要注意です。



(資料提供)ヤンセンファーマ株式会社

監修 楠俊雄


医療法人社団 清仁会 哲学堂くすのき皮膚科

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