冬になると気分が落ち込む-北欧に多い冬季うつの原因とは

冬季うつ(季節性感情障害)について

 

毎年秋から冬の寒い季節になると、気分がふさぎこんだり体調が悪くなったりして、日常生活や仕事にも支障をきたしているというようなことはありませんか。日が短くなる冬は、日のあたる時間が短いためになんとなく気分が落ち込んだり、寒さのために外出を極力控えるといったようなこともあるでしょう。日常生活に差し障りがないのであれば問題がないのですが、毎年冬になると完全に「うつ病」の状態に陥ってしまい、春になると自然と治って普通の生活ができるようになるという場合は、もしかしたら「冬季うつ(季節性感情障害の1つ)」なのかもしれません。

雪国や北欧では多く見られる病気です。

冬季うつは、「ウィンター・ブルー」とも呼ばれ、雪国や北欧など日照時間の少ない地域に多く見られる病気です。日本では、10月後半から翌年の春ごろにかけて現れ、毎年繰り返すことが特徴で、20代や30代の女性に多いようです。通常のうつ病は、睡眠が十分にとれず食欲も低下します。一方、季節性感情障害の冬季うつでは、睡眠時間が長くなって朝なかなか起きられなかったり、食欲も過食になって体重が増えたりします。また、食べ物については炭水化物や甘いものを好むようになります。また、やる気がおきなかったり、集中力が低下して能率が落ちたり、足が重く感じたりすることが症状としてあげられます。

日照時間の短い北欧では冬季うつが多く、冬季うつの原因は、日照時間に関連があると言われています。冬場の間は、日照時間が短くなることでカラダのバランスを崩すようです。病院などで冬季うつを治療する場合は、専用の装置を使って光をあてる「光療法」が用いられています。そこで冬季うつの対策としては、出来るだけ日光を浴びる生活を送れるように心がけてみましょう。例えば、外出が少ない職場であれば昼休みに外出して日光を浴びたり、休日は寒さ対策を万全にして太陽の出ている時間に散歩をしてみたりしてはどうでしょうか。また、冬季うつに限らず、気分が落ち込んでうつうつと過ごしている場合は、生活のリズムが乱れがちです。睡眠時間や食事に気をつけ、適度な運動を行うなどして日ごろから規則正しい生活を心がけることも良いでしょう。そして過度なストレスを与えないように、仕事や生活の環境を極端に変えることも控えたほうがよさそうです。

毎年冬になると気分が滅入ってしまい、睡眠や食欲をコントロールできずに日常生活に支障をきたして困っている、というような場合は冬季うつなのかもしれません。そのような場合は無理をせず、早めに専門の医療機関を受診することをおすすめします。

【執筆】
ピースマインド・イープ


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