スイーツ依存症に注意! 砂糖と心の関係|過剰な糖分は疲労を生む

砂糖とこころの関係

 

甘いものが大好きな人にとって、スウィーツに目がくらむ、そんな季節ですね。
今日は砂糖とこころの関係についてのお話です。

実は、砂糖の摂取量は文明が発達してから飛躍的に増加しています。19世紀の西欧の国々では年間平均一人あたり約3.2キログラムだった砂糖の消費量が2004年には約72.6キログラムまで増加し、年々増加傾向にあるそうです。

甘いものを食べないと落ち着かない、ついクセで手が伸びてしまうなどの現代女性に多く見られる傾向として「スウィーツ依存症」があります。スウィーツ依存症になると、甘いものを摂取することで疲れやストレスを和らげようとします。
しかし、砂糖を取りすぎると抵抗力を下げ、余計疲れやすくなったりもします。

甘い物を食べ過ぎると血糖値が上がります。そこで血糖値を一定に保つ役割を担うホルモンのインシュリンがすい臓から大量に分泌され、血糖値が急激に下がります。そうなると、今度はインシュリンの分泌を抑制するアドレナリン・ノルアドレナリンが出て、また血糖値を上昇させようとします。このような正常でない血糖値の推移が起こることで、イライラしたり、気分が塞いだりという症状が出ます。そして気分が落ち込むと疲労感が強くなるので、さらにチョコレートやアイスクリームなどの甘い物が無性に欲しくなったりするのです。

適度にスウィーツ摂ることは疲労回復や気分転換に効果的ですが、食べ過ぎるとクセになり、こころと身体の健康に影響が出てくるので注意が必要です。
疲れたら飲み物で甘さを摂るのではなく、砂糖が入っていない飲み物とスウィーツを組み合わせて、口の中に甘さが広がる感覚を楽しみながら、いつもよりゆっくり食べるなど工夫をしてみましょう。甘いものが欲しくてしょうがないという状態が続いているようであれば、「頭を使い過ぎている」というサインとして受け取ってみるのもいいでしょう。TV、携帯、オーディオ機器、コンピューターから少し離れて、視覚や聴覚への刺激を和らげて生活することで、少し脳をリフレッシュできます。

文明が発展するにつれて増加している砂糖の摂取量。それは、常に神経を稼動させている現代人にとっての警告ともいえるのではないでしょうか。人間関係もそうですが、甘いものとの関係もほどほどが大事です。脳を休め、スウィーツを適度に摂取し、こころと身体に程よいうるおいを与えてあげましょう。

生田 哲著『心の病は食事で治す』PHP新書、2005

【執筆】
ピースマインド・イープ 浅井咲子


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