睡眠はストレスレベルを計るバロメーター 安眠の心得

「眠り」について考えてみましょう

 

「寝つきが悪い」、「夜中にたびたび目が覚める」、「熟睡感がない」、「朝すっきり目が覚めない」、「昼間眠たくて困る」など感じることはありませんか? 睡眠はストレスレベルを確認するバロメーターです。良く眠れない場合は、悩みや心配ごとによるストレスが関係していることがあります。充分な睡眠がとれないと脳の疲労、カラダの疲労が回復できなくなります。「眠る」とはどういうことなのか、考えてみたいと思います。

睡眠の種類

睡眠には「レム睡眠」「ノンレム睡眠」があり、その周期が交互に訪れることは、良く知られているのではないでしょうか。
眠りに入ってからまずレム睡眠がはじまり、そのあとにノンレム睡眠が訪れます。レム睡眠の際には、早い眼球運動が起こることから、RAPID EYE MOVEMENTの頭文字をとってREM(レム)睡眠といわれます。
レム睡眠では、筋肉の緊張が緩み、脳は1日の情報を整理するために活動をしていると言われます。また、脳が活動していることからはっきりした夢を見ることがあります。一方、ノンレム睡眠の状態では脳の活動が低下し、ぐっすり眠っている状態になります。「睡眠時間が短かった割には、ぐっすり眠れた」と言う場合は、ノンレム睡眠とることができたため、脳が回復したと言うことになるのです。昼間、ついうっかり眠くなって居眠りをしてしまう場合は、ノンレム睡眠のため頭がすっきりするのです。

睡眠のゴールデンタイム

「お肌のゴールデンタイム」と言う言葉を聞いたことはありますか?これば、肌の生まれ変わりがもっとも活発になる22時~深夜2時までを指します。一方睡眠にもゴールデンタイムがあり、22時から深夜2時までの間を「睡眠のゴールデンタイム」と言うことがあります。この時間帯はノンレム睡眠が得やすく、成長ホルモンが多く分泌される時なので、この時間に睡眠をとることは、疲労回復や美容の面で重要と言われています。

ノンレム睡眠は、眠り始めてからの眠りの度合いが一番深く眠りのサイクルを減るごとに眠りの度合いが浅くなっていき、レム睡眠の度合いが増していきます。そのため、眠り始めてから3時間が重要になり、この時間帯を眠りのゴールデンタイムにあてると良いようです。例えば同じ5時間睡眠でも、午後10時から午前3時まで眠るのと、午前3時から8時まで眠るのとでは、疲労回復やお肌の状態に大きな差がでるのです。

適切な睡眠時間とは?

ナポレオンは1日3時間しか寝なかったけれども、アインシュタインは10時間睡眠をとっていたという話が残されているように、それぞれ必要な睡眠時間は人によって異なります。統計的には適切な睡眠時間は、7時間前後といわれ、それよりも長すぎても短すぎても良くないようです。国内外の調査では、睡眠時間が7時間台が一番死亡確率が低いという結果や、うつ病になる確率も低いという調査もあります。

寝る前の心がけ

睡眠について知識を深めたところで、最後に寝る前の準備や心がけについて考えてみたいと思います。
私たちの体は寝るタイミングになると、自然と体温が下がるようになっています。なかなか眠れないなと思っているときは、次のような工夫をして、眠る環境を整えてみましょう。

寝る前のこころがけ
・ストレッチなどの軽い運動をする
・入浴はぬるめのお湯にゆっくりとつかる(熱いお湯は逆に眠りにくくなります)。
・清潔なパジャマや寝具、カラダに合った枕などを用意する
・空腹の場合は、消化のよい温かいものを少しだけ食べる

もしなかなか眠れなくても、あせらないでくださいね。眠ろうと頑張っても、なかなか眠れないときはあるものです。そんなときは、横になってからだの疲れをとるだけでもよしとしましょう。

【執筆】
ピースマインド・イープ


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